内容説明
淀川長治没後15年。究極のオールタイム・ベスト1000作品、完全解説の決定版!「ハイ淀川です」で始まる、1作品300字の映画作品事典。映画愛あふれる、“映画の伝道師”の代表作。1948~1997のベスト10を付けた決定版です。
著者等紹介
淀川長治[ヨドガワナガハル]
1909‐1998年、神戸生まれ。映画評論家。「映画世界」編集部を経て、ユナイト映画など映画会社で宣伝を担当後、48年から「映画之友」編集長。その後、評論家として活躍。60年「ララミー牧場」でテレビ初登場。66年からは「日曜洋画劇場」の解説者を亡くなるまで務めた
岡田喜一郎[オカダキイチロウ]
1938年、東京生まれ。映像作家。TBSの「映画サロン」以来、淀川長治とは30年来の交友で、テレビ東京の「淀川長治の部屋」はその死まで続いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るぅ姉
3
淀川先生の軽快な文章が楽しい。私が見た映画は303本だった。足元にも及ばない。全く知らない映画がたくさん紹介されている。サイレントを観る機会がほとんど失われた今は観ることすら困難な作品も多数。映画って出会いなんですな、としみじみ思った。2021/08/18
もまちそ
1
昔は映画しょっちゅう観てたのに。銀座の名画座とか行ってね。何で観なくなっちゃったんだろう…。デートしなくなったから?値段高くなったから?指定席になったから?まだ見逃している映画を観に行きたくなりました。自分の栄養のために。2013/07/20
Isamash
0
淀川長治さんは、娯楽映画と言われる映画もしっかりと正当に評価していて、とても参考になる。また、溝口健二の映画等、具体的に映像レベルで注目すべき点を指摘するところも好きなところ。しかめ面でなく映画を素直に楽しもうとのコメントも大いに同意できるところ。そしてビスコンティに代表される様に、映像美に関する鋭い感性は感心させられる。さらに、太陽がいっぱい及び恐怖の報酬がホモセクシャルの映画としたのにはビックリさせられた。ただ、その説明に、かなりの説得力も感じた。ヒッチコック等のまだ見ていない推奨映画を見たくなった。2021/03/03