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内容説明
美人喫茶、ミスQR(文化放送)、キャバレー歌手、CMタレント、ピンク映画女優―戦後日本の復興とともに生きた波瀾万丈な日々の先には、寺山修司という才能との出会いが待っていた…!「最後の最後まで、寺山さんは私を飽きさせてくれなかった…」伝説の女優が初めて自らの人生を語る。
目次
士族の末裔
掌中の珠
寺山修司
青森大空襲
「じょっぱり」精神
すれ違う二人
上京
美人喫茶からアルサロへ
「ミスQR」
キャバレー歌手〔ほか〕
著者等紹介
山田勝仁[ヤマダカツヒト]
1955年、青森県生まれ。早稲田大学法学部卒業。夕刊紙勤務。演劇ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワニニ
57
山田さんの、青森への、寺山修司への、そして新高けい子さんへの思いが詰まった本。いろいろな偶然・必然が絡み合い、昇華された寺山ワールド。潔く引退された新高けい子さんを説得し、この愛溢れ、かつ緻密な一冊が出来上がったことに感動。寺山修司自身演出の舞台は観られなかった世代だが、妖しく美しく圧倒的な新高さんの姿が目の前に迫ってくるよう。ホンモノを観たかった。2016/01/22
Saku
16
天井桟敷の写真を見るたびに美人な女優さんだなと思っていた。 新高けい子さんの半生をおいかける一冊。 以前、DVDで天井桟敷の公演『レミング』を見たけれど、やっぱり新高けい子さんの存在感が大きかった。 天井桟敷の舞台はリアルタイムでは見られなかったけれども、この本によると時に発煙筒が飛び交うような妨害にあったりする過激な一面があったようで興味深い。2016/02/29
メルセ・ひすい
4
14-49 赤49超美人はジョッパリ!津軽美人!美人喫茶⇒ミスQR.⇒ピンク女優⇒寺山オマエヤルジャン!⇒演劇の女王…実は青高の後輩が修司ダッタ。。(*_*)運命の赤い赤い…?。この世はすべて運と運命とが交差する…ほんの一瞬の キタ━━━(゚∀゚)━━━!!! それとも淡いおぼろ…なのか…そしてあまりにも短い。天井棧敷、伝説の看板女優・新高けい子。劇団解散後沈黙を続けたけい子への初の本格的なインタビューなどを元に、知られざるけい子と寺山修司との劇的な人生の軌跡と、ふたりの不思議な合体ワールド。。2011/02/03
doni
1
圧倒的な人間は、圧倒的だ。だか努力に裏打ちされた我武者羅さが、そこにはある。だから圧倒的なんだ。2012/06/05
私的読書メモ3328
0
女優・新高けい子さん。寺山修司の特集本に載っていた写真の鮮烈な印象に惹かれて調べるうち、この本にたどり着きました。その濃厚な人生を書くには、あまりに頁が足らない感はありますが、とても面白い一冊、とても興味深い本でした。残した作品以上に、こういった人たちが惚れ込んだという点で、寺山修司はやはり凄い人だったのだろうと思います。2017/07/19