内容説明
過去を持てない都市に、過去を消した人々が住む。東京物語は、時の彼方に消えていくのか。そのやるせなさに耐えかねて、東京を撮り続けた著者の膨大な写真資料から消えた街角、残って欲しい街角を選んで一冊とした。30年撮り続けた貴重な街角記録。
目次
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著者等紹介
加藤嶺夫[カトウミネオ]
1929年(昭和4年)東京生まれ。出版社勤務のかたわら東京を散策し、新聞紙上にルポルタージュを執筆。2004年(平成16年)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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出世八五郎
19
昔の写真を見て、昔の親はみんな子供の手をつなぎ歩いてるけど、最近の親は子供と手をつないで歩いていない・・・・・・見てると木造建築に情緒を感じるし懐かしくたまらなくなるが、どの風景も飽きてくる。ただ、昔は・・・と言っても殆どの写真が昭和40年代初期だが・・・東京近郊に畑が豊富にあり、川瀬巴水の浮世絵のような風景が豊富にあり、その事に驚く。木造建築、狭い路地、アスファルト塗装されていない石畳、すべてがたまらないが、狭い路地に暮らした経験のある住人などは、向い近所に音が漏れて嫌だったと聞く。昭和は遠くになりけり2017/01/19
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