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内容説明
60/70年代の伝説=葛井欣士郎。アートシアター新宿文化の創設者/ATGのプロデューサーが全てを語る。
目次
幼少年期・戦争、そして三和興行へ
アートシアターのはじまり
新宿の最も熱い日々
激しい時代の終わりへ
新宿文化をはなれて
資料
著者等紹介
葛井欣士郎[クズイキンシロウ]
1925年三重県に生まれる。1962年から1974年までアートシアター新宿文化の支配人をつとめる
平沢剛[ヒラサワゴウ]
1975年神奈川県に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
n75
2
50.ATG関連資料を集めているのに知らなかったこれを本屋さんに教えていただき購入。60~70年代の新宿と新宿アートシアターを取り巻くもろもろが書かれており、時代背景と錚々たる映画、舞台、芸術分野の面々とのやり取りが伺い知れてとても面白かった。激動と言わざるを得ないこの時代の生命力にあふれた空気感があるこそATG映画が生まれたということ、多くの実験的映画が作られ、評価されたにも関わらず劇場という場の灯が消えてしまったことの儚さ、今だからこそ生きている場所を守らなければいけないと思った。2020/05/21
nadja)))
0
「アートシアターは路面劇場でしょう。見終わって外に出たときにね、その雰囲気はすごくあったんですよ。現在とは状況が違いますからね。まだ、71年までは。街は狂気と殺意に満ちてました。そして何でも許される解放区だった。蜜と毒があふれていました。」2010/09/17
garth
0
「不思議だったのは右も左もなかったことですね。三島(由紀夫)さんと大島(渚)さんが同じ空間にいるのは、ちょっと考えられないでしょう。若松(孝二)さんや足立(正生)くん、それはもう、みんなで話していましたね」蠍座誕生のあたりの高揚感が素晴らしい。そして「正に新世紀、転換期であり、世界は不穏に充ちている。今こそ新しい時代を触発する芸術、文化、映画、演劇が生まれるべき時である」2010/08/29
メルセ・ひすい
0
対話 質疑応答方式 今こそ新しい時代を触発する芸術、文化、映画、演劇が生まれるべき時である。アートシアター新宿文化と蝎座の支配人として、1960年代映画、演劇をリードした伝説の人物が、その生涯と現場のすべてを語る。2008/12/28