目次
第1章 サッカー少女―男の子に混じって始まったサッカー人生
第2章 日本代表―12歳でベレーザ、15歳で代表デビュー
第3章 チャンスの波に乗れ―低迷する女子サッカー界を転機ととらえて
第4章 アメリカ―世界最高峰プロリーグへの挑戦
第5章 ジャンヌ・ダルク―死闘の北朝鮮戦と、負傷を乗り越えて
第6章 初タイトル―北京へと続く道はアテネから始まった
第7章 サッカーが救ってくれた―29年間の人生を支えてくれたもの
終章 未来へ―夢は見るものではなく、叶えるもの
著者等紹介
澤穂希[サワホマレ]
日テレ・ベレーザ所属/女子サッカー日本代表。1978年生まれ、東京都府中市出身。女子サッカー日本代表(なでしこジャパン)を牽引するエース。12歳で女子のトップチームであるベレーザでデビューし、15歳で日本代表として世界のピッチに立った。アトランタ、シドニーとオリンピックを二度経験。Aマッチ出場数、ゴール数ともに歴代1位の記録を持ち、2004年にはアジアサッカー連盟年間女子最優秀選手賞も受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
37
言わずと知れた、日本女子サッカーのレジェンドである澤選手。本当にサッカーが好きなんだな、という思いと、彼女の人柄のよさが伝わってくる1冊です。アテネ五輪の直前に右ひざ半月板損傷で手術を行い、その後のリハビリの毎日も、「アテネに行きたいんでしょ?」というドクターの言葉に奮起してがんばったというのは、やはりサッカーが好きで好きでたまらないからなんだろうな、と思いました。これだけ熱中できるものを持って努力した人が、本当の一流なのかも知れません。これからも活躍を期待しています。2014/06/06
ばんだねいっぺい
29
改めて、澤は、特別な選手であると再認識した。あと、やっぱり、ポジショニングは大事中の大事。2016/08/21
再び読書
27
彼女の人柄がよくわかる本。2008年のアジア選手権優勝までの道のりが、語られている。この中でも、様々な困難に前向きに闘った彼女の静かな闘志、強さが感じられる。最後まで、自分を、チームを信じる姿勢は、やはり結果を残せた要因に感じる。サッカー選手としてだけではなく、人として信頼されているのがわかる。現在のなでしこでも、宮間キャプテンと共にチームを支えているのが、プレーでも見える。このコンビが頂点で次は残念ながら、一旦落ちると思う。これを乗り越えてなでしこは本物になる。結構所々でウルウルきます。2014/05/23
シャボン玉
15
ジャンヌダルク。まさに。半月板損傷の手術のあとのリハビリが過酷ですごい。走り込みで吐いてまた走り込むところ。サッカー大好きだから、遊びにいけなくても苛められても弱音なしだΣ(゜Д゜)こんなに楽しいのに、何で皆サッカーやらないのかなぁ…少女時代のこの純粋な想いで挫や困難も乗り越えて。【ほまれ】頑張れ!!素敵な人柄も見えたよ♪2015/11/09
ひまわり
9
P186「私が経験してきたように、学校でイジメられていたり、家庭で何かあって、苦しんでいる子どもたちはきっと多いと思う。そういう子には、何か打ち込めるものを持ってほしい。それがあれば、そのためにがんばれるし、それによって苦しいことを乗り越えられるはずだから。」多くの子どもたちに澤さんのメッセージを受け取ってもらいたい。2016/08/09