目次
精進を歩む
月心居十五年
食と祈り
真の哲学は机上になく、生活の中にある
食する姿は人生そのもの
規制の美
間の作り方
職住一体の意味
浴びるほど野菜を食らう
野菜の力
数字では計れない野菜の魅力
野菜知らずの野菜騒動
料理の本質、奥深さ
料理とは「美」と出合うこと
座す
料理は消えるから美しい
「麦の家」と私
精進料理はスローフードにあらず
めし屋が消える
気のある話、気のない話
賞味期限と嘘つき
電気がもたらす弊害
ごますりや
糠との対話
味のある器、味の出る器
終わりから始まる。そして……
著者等紹介
棚橋俊夫[タナハシトシオ]
1960年熊本県生まれ。筑波大学で農業経済学を専攻。「哲学は机の上ではなく生活の中にある」ことを学び、料理の世界で実践することを志す。27歳から3年間、滋賀県大津市の禅寺「月心寺」の村瀬明道尼の下で修行。92年原宿に精進料理の店「月心居」を開く。2007年12月、15年に及ぶ「月心居」の店をたたむ。その後、是食キュリナリーインスティテュート(Zecoow Culinary Institute)を主宰し、「21世紀は野菜の時代」と信じ、野菜のすばらしさや心身ともに豊かな生活を提案するため、国内外で意欲的な活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mayumi
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今まで知らなかったいくつかのことをこの本で知った。棚橋さんや対談している方の考えに納得するも行動するには生活を変える覚悟が必要かな。 装丁が素敵。図書館で借りたのだけど、職員の方もそれを考えたフィルムの貼り方をしてある。 金沢私立図書館様、good jobです!2012/10/26
さくらんぼの母
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全体を通してお坊さんの説教のようなかんじ。印象に残った言葉は、野菜を浴びるように食べてこそ体が浄化される。食という字は、人に良いと書く。など。2010/04/21
メルセ・ひすい
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10. 13 村瀬明道尼の精進料理をみて弟子入り。 慶大の澤田とロウニン中に出会い「生活の中にこそ、真の哲学がある」 ??? 21世紀は野菜の時代。そして、精進の時代です。野菜に力をもらう幸せ。体は答えを知っています。元気な野菜が私たちをつくってくれることを…。表参道の精進料理店「月心居」の店主が、精進の教えを諭す!2008/06/18