- ホーム
- > 和書
- > エンターテイメント
- > TV映画タレント・ミュージシャン
- > ミュージシャンの本
内容説明
様々なアンダーグラウンドの流れの交錯から生まれ、いま世界的にブレイクする怒涛の音楽集団「渋さ知らズ」。メンバー・関係者40名以上への取材をもとに、その前史から現在にいたる歴史をたどる渾身のドキュメント。
目次
第1章 混沌として―1989年→92年(その男はたこ焼きを焼いていた。;総武線ホーンズ ほか)
第2章 絵は出来上がった―1993年→94年(頭に松の木が…;おばあちゃんの顔 ほか)
第3章 ヨーロッパへ―1997年→98年(「強引な装置」;二度目のテント渋さ ほか)
第4章 フジロック以前・以後―2001年→(「なってるハウス」の午後;カタログ的聴き方 ほか)
著者等紹介
陣野俊史[ジンノトシフミ]
1961年長崎県生まれ。批評家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yukiko
10
やった。やっと読み終わった。渋さ知らズは名前しか知らないバンドだ。いまどうしているのか、調べれば分かるのかもしれないけれど、とりあえず今は知らない。1989年にスタートを切ったバンド。大きな編成の旅の一座のような、百姓一揆のような音楽集団。音楽的に技術的にむちゃくちゃ高い人と、別の畑でクリエイティブな人が同じ舞台に乗っている。同時代に出逢えたら楽しかったのになぁ。 一人ひとり、渋さ知らズの人々の聞き書きをした記録。2024/02/15
justdon'taskmewhatitwas
2
アングラ劇伴から始まって色んな人が集まったり離れたりして転がってゆく。ある種の理想形態。バンドじゃなくて百姓一揆のようとも書かれている。百姓一揆、経験したことないけど、始まってしまえば、案外楽しいかも知んない。2021/06/04
よろず
2
日本が世界に誇る謎の音楽(変態)集団の歴史やら内実やらを、メンバーはじめ周辺の人々にインタビューすることで探ろうと試みた書。特に自分が渋さを知り追いかけ始めた00年ぐらいからの流れについては、スリリングと言ってもいいぐらいの緊張感とともに読んだ。なぜ緊張感なのか。それは自分にとっての渋さが、もはやただ単に楽しい音楽を演奏して楽しませてくれるだけの集団ではないから。渋さは“仕掛け”であり、踏み絵なのだ。渋さはボクに常に問いかけ挑んでくる。「お前はどうなの? 本当に主体的に生を楽しめているの?」と。2011/11/07
UG akasaka
1
読了しました。 @Shibusashirazu の奇妙な成り立ちがわかりやすく書かれていて面白かったです! @28poi さんのダメ人間っぷりも笑えましたw。面白かったです!未読の方は是非!2013/07/05
cowley
1
久々に渋さのライブが観たくなった2009/11/09