内容説明
1999年以後、アメリカ映画は決定的に変わった。CGの浸透、シナリオの法則化…常に興収を塗り替えることを宿命づけられたアメリカ映画産業の荒波の中で、作家たちはいかに格闘しているか。この映画たちを見よ。
目次
作家編(スティーブン・スピルバーグ―「ムービー」と「フィルム」の違い;ジョージ・ルーカス―映画作家の自由について;マーティン・スコセッシ―視線の欲望;ロバート・ゼメキス―映画=状況+人間 ほか)
作品と現代アメリカ映画のテーマ(『アイ・アム・サム』ジェシー・ネルソン監督―催涙ガスとしての映画;『アザーズ』アレハンドロ・アメナバール監督―ヒッチコックの再来ではない;『アメリカン・ビューティー』サム・メンデス監督―アメリカの“美”とはなにか;『オースティン・パワーズゴールドメンバー』ジェイ・ローチ監督―世界一を目指す ほか)
著者等紹介
田中英司[タナカエイジ]
1967年、神奈川県生まれ。映画評論家
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