内容説明
ECD、ニップス、シンゴ02、向井秀徳、彼らの言葉は尖っている、胸にささる。日本でヒップホップをやるというのはどういうことなのか。
目次
ラップ語を発明する―ECDの訛り
闘う相手は何処にいる?―ニップス、リリックの謎
戦時下の手紙―シンゴ02との往復書簡
ガーリッシュな魂―向井秀徳と「妄想都市」
著者等紹介
陣野俊史[ジンノトシフミ]
1961年長崎県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。批評家
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感想・レビュー
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ishida
1
筆者の主観がなかなか強く…2020/12/23
ishida
0
ちょっと自己満足というか、読み手を意識せずに自分の気になった点にひたすら切り込んでいく印象。向井秀徳がNIPPSから影響されてるというのは興味深い話だった2018/01/07
Shoteeta
0
5年くらい前に、著者の講義を大学で1年間くらい受講していて、その時は吉川日出男の朗読ギグと向井秀徳のコラボとかを紹介していた。最近ナンバーガールを聞き直していて、ふと著者が向井秀徳に言及した本があるというのを思い出して一読。10年前の本にはなるが、ミュージシャンの言葉との関わり合いをインタビューと著者の考察を交えるかたちで表しており、面白い。少なくとも音楽雑誌の内容の薄い冗長なインタビューよりも本質的な部分に迫ろうとする意識を感じる。2017/03/25
gold-fish
0
人選にも拘りが感じられ、歌詞に拘った内容はフュ-チャーされているミュージシャンも協力的であろうことが感じられる。しかし決して敷居が低いわけではないので、一方ではそこに読者が積極的に踏み込めないと辛い内容かもしれない。2013/01/26
ビーフハート
0
タイトルも人選もなかなか挑戦的なスタンス。 我が国におけるヒップホップ、という曖昧模糊としたものに対して、敢えて焦点を絞り限定して語り・考えることによって、新たな発見、新たな切り口、新たな疑問、新たな問題点が浮上したように思う。 そう意味で何かしら答え・結論を期待して読むと肩すかしを食らうかも。2012/09/27