出版社内容情報
ジョン・ケージからジム・オルーク、音響派、ベック、ゴダールまで、90年代以降の音楽シーンをリードしてきた佐々木敦の全軌跡を集成。全音楽ファンマストの一冊。
目次
ジョン・ゾーン―「闘争=逃走」としての音楽
パスカル・コムラード―「戦争」論
メタ・インストゥルメンタル・ミュージック―ハリー・パーチ、エリオット・シャープ、ジョン・ローズ
マーガレット・レン・タン―トイ・ピアニストの肖像
フランク・ザッパの「四分三十三秒」
ハーフ・ジャパニーズと「はじまりの音楽」
キャロライナー―「悪趣味音楽」の解体
ノイ!―絶対的「新!」
クローリング・ウィズ・ターツ―前衛のシュミレーション
サウンド・アートとは何か?〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
王天上
3
メインストリームじゃないところに、こんなに面白そうな音楽がたくさんあるのだな。「これは音楽なのだろうか?」という作品を追い求める筆者の姿勢が刺激的だ。2015/05/12
ミテイナリコ
0
この作家の批評は面白いので、他のも読んでみたい。メジャーではない音楽に対する愛情を感じる。2016/04/03
でっさん
0
ほとんど存在しない現代音楽の入門書。平易な言葉で語られるので非常に読みやすいが、中身はこれ1冊で十分なほどに充実している。ジム・オルークを推しすぎな気もするがまあ天才だしね彼。2012/09/19
ビーフハート
0
平凡な音楽家はジャンルを否定するが非凡な音楽家はジャンルを作り出してしまう。というようなことが書いてあったような気がする。2008/09/01
aquirax_k
0
たぶん本人が意図したわけじゃないと思うけど、最後の到達点は素晴らしく感動的。