内容説明
それは火曜日より後で、水曜日より前のこと。一台の自転車が通りかかりエンブリーとユーバートは、旅に出た。みょうちくりんな冒険のあと帰ってきたふたりが見たものは…。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
149
ついにこのときが来た!絵本を読みはじめて2年目ですが、やっとエドワード・ゴーリーの作品を手にすることができましたよ。絵本を読み始めた頃から、ゴーリーは凄いという話は聞いていたんですよね。ただ、当時はよくわからず読まずじまいだったのです。いやぁ、本当に想像以上に強烈ですね。どの作家にも、どの作品にも似ていない独自の世界観はズバ抜けていますよね。不自然であり得ない設定なのに、それすらも不問に付すような妙な説得力があるのです。ゴーリーが大人のための絵本作家と言われている意味がようやくわかったような気がします。2014/05/08
KAZOO
143
自転車とそれに乗る兄弟のはなしですが、やはり絵だけを見ると大人向きの絵本なのでしょうね。途中でワニなどが出てきますが、それをものともせずに、という感じで話は続きます。すじはあってないような感じですが眺めているだけで楽しめます。結構長い話ですがセリフは少ないです。柴田さんの解説が詳しいです。2018/10/08
シナモン
139
優雅に叱責って…あとがきを読んでもよく分からなかった。奇妙な自転車の乗り方、なんで章がとぶの?シュールでよく分かんないゴーリーの世界炸裂の一冊でした。2021/02/05
AKIKO-WILL
107
ゴーリー4冊目!今まで読んだ中で一番シュールな感じ!やはり子どもが出てくるけど最後まで大丈夫だし。ただ表紙のワニと自転車とタイトルだけ観ると興味そそる。優雅に叱責する自転車!それだけに尽きる。ゴーリー作品は、必ず英語も付いているので好きなら英語で読んでみて、次に柴田さんの日本語訳で読んでみると2度楽しめる。2016/06/02
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
105
全22章からなる散文詩のような物語ですが、よくみると2章の次は4章、その次は7章。やはり一筋縄ではいきません。エンブリーとユーバートという二人の子どもが自転車で旅をするストーリー。シュールでナンセンス。原題The Epileptic Bicycle.〈エピプレクティック〉という単語は、英語でも稀にしか使われず、訳者はゴーリーの造語だと考えていたそうです。だから『へめろほな自転車』『ふんたろぴれな自転車』など意味不明なタイトルを検討していたらしい(笑)。2000年12月初版。本国アメリカでは1969年刊行。2015/01/31
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