出版社内容情報
トランプ、あいちトリエンナーレ、新型コロナ……『現代アートとは何か』の著者が2020年代の政治とアートの動向を鮮やかに予言!
内容説明
日本が見て見ぬふりをしてきた政治権力と現代アートの関係性。“黄金の便器”作品をめぐるアメリカ大統領と美術館との対決、くすぶりつづける「あいちトリエンナーレ」問題、そしてウィルスと現代アート…『現代アートとは何か』の著者が“政治とアート”に勃発するさまざまな問題をえぐり出す。
目次
1 白い家―トランピズムと米国の文化戦争(黄金の便器スキャンダル;「便器」をつくったアーティスト;公金をめぐる争い)
2 黒い羊―あいちトリエンナーレと「表現の不自由」展(画期的だった国際芸術祭;「不自由展」はなぜ中止になったか;アート界による犯人捜し;天皇制と表現の自由)
3 白いマスク―ポピュリスト政権vs.文化芸術(2014年に起こったふたつの変化;「美しい国」の「深み」の浅さ;第2次安倍政権下の規制)
4 黒い病―感染症とアート表現(リアルとロマンの間に;不可視のものへの関心;「除け者」たちの戦い)
終章 灰色の時代―世界は光を取り戻せるか(日米文化戦争の違い;新型コロナウイルスと現代アート;非接続のすすめ)
著者等紹介
小崎哲哉[オザキテツヤ]
アートプロデューサー/ジャーナリスト。『03』副編集長、『ART iT』および『Realtokyo』編集長を経て、現在『Realkyoto』編集長、京都芸術大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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