出版社内容情報
夫との出会いと結婚、子どもの出産と成長、そして訪れた夫の死……気鋭の写真家が家族のかたちを模索する歳月を写した、初の写真集。
内容説明
娘たちの成長と、夫の死―。家族のかたちを模索した十年の軌跡。生きる時間を隘れる光のなかに捉えた初の写真集。
著者等紹介
植本一子[ウエモトイチコ]
1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞し写真家としてのキャリアをスタートさせる。広告、雑誌、CDジャケット、PV等幅広く活動中。2013年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェアー
11
子どもと家族が生きてきた歴史。大切な人を喪っても、人は再生できるということ。毎日という時間が貴重であること。余分な説明が無いということから、見る人は写真にまっすぐ向き合う。2020/01/12
Mari/とんトマ
3
「働けECD」から「かなわない」「家族最後の日」「降伏の記憶」そして「台風一過」まで一子さんの日記文学を追い続けてきたので、この写真集はぐっとくるものがあった。一子さんの文章のような、写真たち(いや、写真家さんなのだからほんとうは逆なのだけれど)。散らかった部屋、破れたふすま。そこにある生活がいとおしい。2019/12/04
バーベナ
2
著者の日記を読んでいたので、写真の人たちが身近に思えた。2021/03/27
gongxia
1
著者に対してなんの予備知識もなく、本屋さんで目を惹いた写真集だった。 人が産まれるということ。 当たり前の日常の穏やかさと尊さ。 人が死ぬということ。 大切な人が死んでも、それでも人は生きていくこと。 人は死んでも、大切な人の心に生き続けるということ。 言葉はないけれど、身に沁みて人が生きることを考えた写真集でした。2023/08/26
Qfwfq
0
★4.52020/01/26
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