内容説明
自然の不思議さが生んだ奇跡の美しさ!よく知られた形から、とても珍しい形まで「写真満載」の標本箱!結晶の成長、しくみ、種類を「楽しく科学する」入門書!ルーペや顕微鏡など、「観察の方法」をわかりやすくガイド!
目次
第1部 雪の結晶を科学する(雪はどうしてできる?;雪の結晶形の早見表;雪の結晶の対称性 ほか)
第2部 雪の結晶を研究する(氷の象形文字;シンプルな六角形;星形の角板 ほか)
第3部 雪の結晶を観察する(拡大方法;撮影方法;雪の結晶をどう探すか ほか)
著者等紹介
リブレクト,ケン[リブレクト,ケン] [Libbrecht,Ken]
アメリカのノースダコタ州生まれ。1984年にカリフォルニア工科大学とプリンストン大学で物理学の博士号を取得。カリフォルニア工科大学で物理学教授を勤めながら、学部長も兼任。太陽と星の自由振動、超低温原子気体、重力放射の探知、結晶の成長メカニズムなどを含む、多数の記事や書籍を執筆してきた
矢野真千子[ヤノマチコ]
兵庫県生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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二戸・カルピンチョ
26
美しい雪の結晶の写真と共に興味深い解説がついています。知らないことばかりでした。昇華凝結して成長し、溶けてからまた成長することもある。基本が六方向に均整な形なのは水分子の整列の仕方による。しかし綺麗ですね、本当に美しい。2021/12/25
リコリス
25
キラキラと綺麗な雪の結晶の拡大写真とその味方まで。 伊与原新さんの小説にも出てきてチャレンジしたけど上手くいかなかったから再チャレンジしたいなぁ。2023/02/17
あるにこ
10
雪の結晶は湿度と温度で決まり、さらにその2つの変化によってさまざまな結晶の形を見せる。 本書はその結晶の種類についてかかれた本である。同じ形の結晶は存在せず、それぞれ違う形をもつ。近くにある雪の結晶は構造が似るなど興味深い。最後には雪の観察方法について、ルーペや顕微鏡の選び方、照明の当てかたなどが書かれており、観察したい方は参考になるかと。ただ、左右対称でごみが入っていないきれいな結晶はまれとのことで根気はいるようです笑2020/05/09