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描かれた手術―19世紀外科学の原理と実際およびその挿画

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  • サイズ B5判/ページ数 256p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784309255798
  • NDC分類 494.2
  • Cコード C0070

出版社内容情報

目を背けたくなる美しさ――外科手術に関する当時のテクストをひもときながら、その進化の過程を鮮烈なヴィジュアルで描き出す。

内容説明

床屋の延長から科学の神殿へ―神聖にして残酷な人間の営み、その発展の歴史のすべて。進化のプロセスを読者の目に焼きつける鮮烈なヴィジュアル素材は、前著『描かれた病』同様、英国ウェルカム・コレクションの貴重な逸品。驚愕の医学博物誌シリーズ第二弾。

目次

序論 考える手―技巧、医術、科学としての外科手術
頭と首(頭部;眼;耳、鼻、喉)
上半身(手と腕;胸部;腹部)
下半身(生殖器;脚と足)

著者等紹介

バーネット,リチャード[バーネット,リチャード] [Barnett,Richard]
ロンドン大学とケンブリッジ大学で、科学と医学における文化史を教え、2001年には、ウェルカム財団エンゲージメント特別研究員の資格を初めて授与された者のひとりになった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鱒子

42
図書館本。「描かれた病」の続編。手術に絞った19世紀のイラスト集です。 内科医と外科医の地位の格差、そして外科医の地位の変遷。1840年代からスタートした麻酔薬 (華岡青洲は1804年)。それ以前はモチロン激烈な痛みとともに。そして、看護医療の進歩…などなど、頭に入れつつ読み進めましたが、イラストページが来るたびに:(;゙゚'ω゚'):2017/11/27

たまきら

29
「病」がうへえ、だったとしたらこちらは「あいたたたたたたた!」全編に渡って体のどこかがブルブルします。会陰切開とか麻酔切れた後の痛みが蘇ったよ…。お願いだから絵は目をつぶった状態で描いてくれよ…とひるみつつも、結構感動している自分がいた。飽くことのない探究心よ、悪魔のようなその素晴らしき技術よ、バンザイ!…ヒストリカルを読んでいると戦の末手足を失った兵士がよく出てきますが、この本の中表紙見たら震えがきますよ!過去の皆様の探究心と実験のおかげで色々享受しているわけで…。ありがとうございます。しみじみ。2018/07/31

メタボン

20
☆☆☆★ 詳細に描写された身体の部分のグロさに戦く。外科医は地位的に内科医よりも下に見られていたとは知らなかった。それにつけても医学の進歩には驚くべきものがある。2018/02/22

ne_viderem

8
主に19世紀の外科手術に関する精細なカラー図版を多く掲載している。大判で解説も懇切丁寧かつかなり専門的。頭部、胸部、腹部、手足、目など部位ごとの手術の様子と同時に、制腐消毒法(切除術)から無菌手術、麻酔術や戦争と外科医学の関係など医学史上の重要なトピックもとりあげてる。『描かれた病』と対になる本。絵(彩色石版画)とはいえけっこうグロいので、前著以上に耐性がある人向けの本ではある。ちょっとひねくれたアートやってるひとたちは持っておくといいかも。2018/11/19

むらさき文鳥

4
切開された身体の断面よりも、冒頭にあった血のりのついたノコギリの写真に恐怖しました。大昔の外科手術と拷問は紙一重だと思ってしまった。2018/01/31

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