出版社内容情報
「なんでも鑑定団」でも知られたこの道の権威である美術評論家が、古今東西の贋作事件の真相を克明に伝える。
内容説明
美術の歴史は贋作の歴史でもある。名作のあるところ贋作あり。美術批評とは、真贋を見極める力を磨くことでもある。美術界を震撼させた、バスティアニーニのルネサンス彫刻贋作事件や、ファン・メーヘレンのフェルメール贋作事件など、世に名高いあまたの古今東西の贋作事件の真相を追跡する、斯界の第一人者の決定的名著。「贋作年表」を巻末付録に。
目次
まぼろしの名画「黄不動」
謎に包まれた雪舟の「山水長巻」
61人の「モナ・リザ」姉妹
妖しき「ルネッサンス彫刻」
ナチスを手玉にとった天才ファン・メーヘレン
揺れ動く「ファン・ゴッホ」
写楽追跡
浮世絵師北斎の「油絵」
日本の鑑定術
鑑定の神様ベレンソン
狙われたロダンのデッサン
マルスカートは贋作者にして芸術家
ピカソが指摘したピカソの贋作
影のデ・キリコ
名門クライスラー家の騒動
市民が告発した贋作美術館
メトロポリタン・スキャンダル
模倣と創造
著者等紹介
瀬木慎一[セギシンイチ]
1931年生まれ。美術評論家。中央大学法学部卒業後、50年代から岡本太郎、花田清輝らの前衛芸術運動「夜の会」に参加。美術社会学研究を展開。西洋美術の紹介にもつとめた。東京藝術大学で教鞭もとった。国際美術評論家連盟会長なども歴任。2011年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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