描かれた病―疾病および芸術としての医学挿画

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描かれた病―疾病および芸術としての医学挿画

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  • サイズ B5判/ページ数 253p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784309255644
  • NDC分類 491.6
  • Cコード C0070

出版社内容情報

目を背けたくなる美しさ……写真誕生以前の細密イラストが雄弁に語る医療と社会をめぐるイメージの博物誌!

リチャード・バーネット[バーネット,リチャード]
ケンブリッジ大学で科学史、医学史、および進化論史について教鞭を執る。2011年、ウェルカム財団エンゲージメント特別研究員の資格を初めて授与された者のひとりになった。

中里 京子[ナカザト キョウコ]
翻訳者。訳書に『依存症ビジネス』『ハチはなぜ大量死したのか』など。

内容説明

写真が誕生する以前、疾病を記録した細密イラストが雄弁に語りかける―人々はいかに病気と闘っていたか、患者が社会からどのように見られていたのか。ブリティッシュ・ブック・デザイン・アンド・プロダクション・アワード最優秀作品賞受賞。

目次

1 皮膚病―肉体の境界線
2 ハンセン病―皮相などとは言えない病
3 天然痘―議会制定法が作った水ぶくれ
4 結核―白い死
5 コレラ―病の自由貿易
6 がん―カニの爪
7 心臓疾患―冠と雑音
8 性感染症―死ぬまで続く水銀治療
9 寄生生物―寄生虫に植民地化された入植者
10 痛風―ファッショナブルな激痛

著者等紹介

バーネット,リチャード[バーネット,リチャード] [Barnett,Richard]
ケンブリッジ大学で科学史、医学史、および進化論史について教鞭を執る。2011年、ウェルカム財団エンゲージメント特別研究員の資格を初めて授与された者になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

82
ハンセン病、天然痘、コレラ、結核、梅毒。人類がこれらの病に斃れていた頃に描かれた医学挿画集。写真が登場する前の時代、画家・職人・出版社のコラボレーションによって生まれた絵は、「美しくありながらもおぞましく、崇高でありながら奇々怪々」なものだった。表紙の絵は、コレラ患者を描いたもので、もはや現世では見ることのない相貌を呈している。ページを開けば、天然痘によるあばた顔、梅毒にみられるバラ疹や欠損した鼻など、次から次と極採色の絵が現れる。それらは外表部にいびつな形を成した異物として描かれており、見るものを釘付け2017/02/12

GAKU

71
カラー写真がなかった時代に疾病を記録するために、綿密に描かれた挿画を集めたもの。皮膚病、ハンセン病、結核、天然痘、コレラ等々から梅毒まで。当時は医学的に貴重な資料となるのでしょうが・・・。夢に出て来そうです。とても鮮明に綺麗な色遣いで描かれているのが逆にリアル過ぎます。この手が苦手な方は絶対読まない方が良いと思います。表紙の女性はコレラ罹患後1時間の状態。4時間後に死亡したそうです。ちなみに健康なころの綺麗な肖像画も載っていました。本としては素晴らしいのですが、ちょっと読んでしまった事を後悔。2017/02/15

こばまり

62
演出上、死後に描き加えられた瞳もあったそうだがモデル達の物憂げかつ毅然とした表情が印象的。病変の拡大図は抽象画のように美しく、つい見入ってしまう。病に立ち向かわんとこれら図版を真摯に見つめた当時の臨床家達を思うと病人そっちのけでロマンを感じてしまい申し訳ない。2017/03/17

★YUKA★

54
なんだか写真よりもリアルだなと感じてしまいました。たぶん、表情が加わっているからなのかな。病変の一部を切り取った絵は、気持ち悪いというよりも美しかったです。 表紙の女性が何と言っても印象的! 一気に読んでしまいました。2017/04/18

キムチ27

45
手元での日数2週間余り。家に置けないので車におき、待機の時間、細切れ読む。とても通読できぬし、装丁も人前に出し難い類。が、内容は素晴らしく、人類と病の闘いを近代から現代の歩みの中で見せる。カラー写真は無い時代、直接みれぬ場面を全体像及び病人の「病んでいる最中の苦悩」まで表情から伺える描写。解りやすいし、美しさとおぞましさが同居している。副題が「疾病及び芸術としての医学挿画」とあるように、有する芸術性がいやはや・・ケンブリッジ大学で科学史医学史などの教鞭を持つ筆者はこれで「ガーディアン紙」により絶賛された。2017/03/05

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