出版社内容情報
横山大観をはじめ近代日本画などの収蔵品と世界的に評価の高い名園によって、訪れる者を魅了してやまない足立美術館の魅力を一冊に。
内容説明
日本の美、ここに極まる―横山大観をはじめとする近代日本画の最高峰と世界的に評価の高い日本一の庭園との華麗なる競演。
目次
四季の庭園美(春の庭園;夏の庭園;秋の庭園 ほか)
近代日本画コレクション(横山大観の世界;花鳥画の世界;山水・風景画の世界 ほか)
陶芸の世界(北大路魯山人;河井寛次郎)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっと
24
実業家足立全康氏が郷土の島根県安来市に築いた足立美術館は自分にとってまさに「憧れ」であり、一度は訪れてじっくり巡ってみたい(とは言ってもおそらく一度では見切れない)と願っている場所の一つ。四季折々違った顔、まさに息をのむ景観の日本庭園と、横山大観ものを始めとした日本画や北大路魯山人を始めとする名工たちの陶芸作品のコレクションとが一体となったこの美術館の魅力を写真と解説で紹介してくれる一冊。その裏にあるメンテナンスも相当大変なのではなかろうか。今回は図書館で借りて借直しを繰返したが、手許に置きたい。2024/05/09
虹色
12
人気の足立美術館。庭園の四季それぞれの美しい写真と魅力を紹介。近代日本画コレクションでは、横山大観 榊原紫峰 竹内栖鳳 伊東深水らの作品が数多く紹介されています。今まで縁がなく、名前ぐらいしか知らなくて恥ずかしいのですが、温かみのある日本画独特のタッチで描かれた、花鳥画の紫峰の絵に惹かれます。先月やっと美術館を訪れることが出来ました。夏の庭園の鮮やかな緑の濃淡が素敵でしたよ。大観の「紅葉」が観られる時期にまた行ってみたいです。2018/08/04
newhavana
1
ソフトカバー・オールカラー130ページ。先ず庭園紹介14ページ。続いて足立全康翁紹介2ページ。残りで大量の絵画(基本時代順)。最後に陶芸品12ページ。最終ページが施設案内。庭園をもっと見たかったが一冊で全貌を紹介した点は良い。先日NHKで当館の管理に関する番組を見たが、完璧を期するあまり、かつ世界一のステイタス保持の為に頑張り過ぎの印象を受けた。諸行無常の虚しさを感じる朽ちてゆく瞬間や崩れてゆく過程こそ日本の美意識の基本と思う私には余裕が欠けているとも感じる。完璧を目指すのは近代欧州の価値観かとも思う。2024/03/08
おおきなかぶ
1
足立美術館関連の2冊目。2024/01/30
ソバージュ
1
名庭園で有名な足立美術館に興味があり、店頭で見つけて購入。是非とも訪れたい。2016/01/06