- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 芸術・美術一般
- > 芸術・美術一般その他
出版社内容情報
古代メソポタミアから現代日本の最新図書館まで、5400年にわたる絢爛豪華な「知」の世界史を総観する決定版。
【著者紹介】
建築家・建築史家。ケンブリッジ大学で博士号を取得。建築家としてイギリス、香港、アメリカで活動した経験をもつ。現在は、クイーンズ・コレッジのフェローとして建築学と美術史の研究にとりくんでいる。テレビ、ラジオの文化情報番組への出演も多い。煉瓦建築の歴史についての著書『Brick: A World History』(2003年)は8か国語に翻訳されている。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
366
著者のキャンベルは建築・建築史家。写真のプライスも建築を中心とする写真家。したがって本書は主として建築的(建築史的)な観点から眺められた図書館である。古くは古代(紀元136年)のケルスス図書館(エフェソス)。蔵書は粘土板(出土はニネヴェ)である。また、ローマ帝国時代のカラカラ浴場にも付属図書館があった。中世はもっぱら修道院の図書館が知の殿堂であった。ウェルズ大聖堂、ノワイヨン参事会図書館ラウレンツィアーナ図書館(設計はミケランジェロ)など垂涎の図書館がヨーロッパ各地に現存する。2022/03/06
きむこ
83
図書館のカウンターで受け取って絶句😱でかい💦重い(2.3キロ)😵自分が想像していたよりもっとお堅く、世界中の図書館の歴史やその形式や背景など丁寧に説明されているが文章はほどほどに写真に魅入る。圧巻は中世のヨーロッパの図書館。どれもこれもお城?美術館?といった見事な内装。特にオーストリアの修道院の図書館はため息が出るくらい素敵✨目の保養をさせてもらいました😊2020/09/12
yomineko
60
読み友さんからのご紹介です。凄く大きくて重い本ですが、内容がまた素晴らしい✨ヨーロッパ、特にトルコやギリシャ、ドイツ、イタリア等に現存する古い図書館の数々。図書館と言うより美術館の様で美しい。昔は庶民に本が行き渡らなかった事も分かってちょっと悲しい。普通の人は踏み入る事が出来なかった世界の図書館に全て行きたい。モスクワの図書館も予想通りの美しさ。中国の図書館で熱心に勉強する学生の姿もある。日本にも現存する古い図書館も巡りたい。世界の図書館を制覇するために私は語学を学び続けたい!2022/03/12
5 よういち
34
【図書館本】日本の図書館は、近代的で機能美が追求されたものが多いけど、他の国では全く違う。明らかに図書館そのものが美術建築品の様相だ。その圧倒的な迫力ある写真を見ていると、どうしても行ってみたくなる。アメリカ・メリーランド州のジョージ・ピボディ図書館は鉄骨作りの美、アイルランドのトリニティ・コレッジ図書館は"美しい"のひと言。ドイツ・ベルリンのグリムセンターは機能美と未来感。そして各国の修道院、王立図書館、宮殿図書館等は権力や富の象徴であったのだろう。どこかに魔法の本の一冊くらい潜んでいそうだ。感嘆^^2016/11/22
Moca
31
大聖堂の図書館は、聖堂の中の周りに書架棚がずらりと埋め尽くされていて、こんな図書館がいいなと思った。 オックスフォード大学の図書館はいかにもハリーポッターの図書館のようだった。 閲覧室のところに書架棚が置かれていたら、ジャマになるけど、教会の椅子のようなキャレル席である。 他にも教会系の図書館では、教会の椅子のようなところは、キャレル席である。 斜面のある机でデザイナーのように紙に書いたり、本を読んだりする。(見やすい)