出版社内容情報
地球が宙を浮いていることを最初に見抜いた世界初の科学者アナクシマンドロス。科学的思考の革命と本質をえぐり出す。
内容説明
大地=地球が虚空に浮かんでいることを世界で初めて見抜いた古代ギリシアの科学者!なぜこの2600年前の哲人がすごいのか。世界の見方を刷新し変革する科学について、最も大事な視点を説く驚嘆の書!
目次
紀元前六世紀 知の天文学
アナクシマンドロスの功績
大気現象
虚無のなかで宙づりのまま空間を浮遊する大地
目に見えない実体と自然法則
反抗が力となる
文字、民主制、文化の混淆
科学とは何か?アインシュタインとハイゼンベルク後の世界でアナクシマンドロスを考える
文化的相対主義と「絶対」的な思想のあいだ
神を抜きにして世界を理解できるか?
前-科学的な思考
結論-アナクシマンドロスの遺産
著者等紹介
ロヴェッリ,カルロ[ロヴェッリ,カルロ] [Rovelli,Carlo]
1956年、北イタリアの古都ヴェローナ生まれ。ボローニャ大学の物理学科を卒業後、パドヴァ大学で博士号を取得し、アメリカの物理学者テッド・ニューマンの招きに応じて、ピッツバーグ大学で10年におよぶ研究生活を送る。アメリカで最も重要な科学哲学の研究所を擁する同大学で、アドルフ・グリュンバウムやジョン・イアーマンなどの著名な哲学者と親交をもつ。2000年から現在までは、南仏のエクス=マルセイユ大学で理論物理学の研究に取り組んでいる。専門とする「ループ量子重力理論」は、20世紀の物理学が成し遂げた2つの偉大な達成、一般相対性理論と量子力学の統合を目的とした理論である。2014年、「七つの短い物理学講義」(『すごい物理学入門』河出書房新社)という小さな本がイタリアの内外でベストセラーとなり、一躍「時の人」となる。その後、『すごい物理学講義』(河出書房新社)で「メルク・セローノ文学賞」「ガリレオ文学賞」を受賞。いまや、理論物理学の最前線で活躍する研究者であるだけでなく、最も期待されるサイエンスライターのひとりでもある
栗原俊秀[クリハラトシヒデ]
翻訳家。1983年生まれ。C.アバーテ『偉大なる時のモザイク』(未知谷)で、第2回須賀敦子翻訳賞、イタリア文化財文化活動省翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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