内容説明
放射線の種類、人体への影響と危険度、原子力、福島原発事故をはじめ最近や過去の事件など、「放射能の多面的なすべて」をわかりやすく解説。ピュリッツァー賞受賞の著者が送る最も信頼できるガイドブック。
目次
亜鉛65
アクチニウム225、227
アメリシウム241、243
アルゴン37
アルファ粒子
アンチモン122、124、125、126、127
硫黄35
イットリウム90、91
イリジウム192
医療放射線〔ほか〕
著者等紹介
ビドル,ウェイン[ビドル,ウェイン][Biddle,Wayne]
アメリカのジャーナリスト。米国戦略防衛構想(いわゆる「スターウォーズ計画」)に関する記事でピュリッツァー賞を受賞。数々の新聞や雑誌に寄稿するかたわら、科学や科学技術史などに関連する著書を、これまでに5冊発表している。そのうち『ウイルスたちの秘められた生活』(角川書店)で米国メディカルライター協会のウォルター・C・アルバレス記念賞を、また『月の裏側(Dark Side of the Moon)』で「ニューヨークタイムズ・ブックレビュー」誌のエディターズ・チョイス賞をそれぞれ受賞している
梶山あゆみ[カジヤマアユミ]
東京都立大学人文学部英文学科卒業。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
磁石
6
放射能には安全な線量などない、浴びる量が増えれば増えるほど危険は増大する。0でない限り安全とは言えない。そして0など、地球上ではどこにもない。……タバコの葉の中に、ウランよりも強力な放射能を出すポロニウムが含まれていて、それがガンを引き起こす原因となっている。それはどんなフィルタでも除去しきれないから、除去の研究自体をやめて皆に知らせないように画策する。基本的なことしか書かれていないガイドブックですが、0から学ぶにはオススメな作品。2014/01/31
T-hiro
1
原題"A Field Guide to Radiation"題名通り、放射能、放射線等の原子物理学に関する"ガイドブック"解ってそうで解ってなかったあれこれを解説してくれる本です。ジャーナリストが筆者なのが若干気になるが、概ね想像通りの内容。ただ、項目が50音順なので、後で見返すにはいいのですが、頭から読むと話があっちこっちとんだような順番になるのが、やや難かな。2019/01/09
-
- 洋書
- BLEU LA-HAUT