物理学対話―古典力学から量子力学まで (復刻新版)

物理学対話―古典力学から量子力学まで (復刻新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309252605
  • NDC分類 420
  • Cコード C0042

内容説明

古典力学、電磁気学、相対性理論、量子力学。基本となる考え方を対話形式ですべて押さえた一冊。

目次

第1回目の対話 古典力学の世界(天体の運動;運動の法則 ほか)
第2回目の対話 電磁気学の世界(遠隔作用と近接作用;クーロンの力の果たす役割 ほか)
第3回目の対話 特殊相対性理論の世界(力学とエーテル;電磁気学とエーテル ほか)
第4回目の対話 量子力学の世界(古典物理学と原子の構造;量子論とボーアの原子模型 ほか)

著者等紹介

砂川重信[スナカワシゲノブ]
1925‐1998年。東京に生まれ、旧制静岡高校を経て、大阪大学理学部物理学科卒業。その後大阪大学助手、大阪大学助教授、東北大学教授を経て大阪大学教授。理学博士。専攻は理論物理学、とくに場の量子論・量子力学的多体問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まじぇすた

6
物理学史を織り交ぜながら、特に古典物理学の方程式の意味を丁寧に説明する。教授の威厳的な態度が鼻につくが、あとがきまで読むと実は意図的でちょっとした皮肉を表したかったのかもしれない(?)。自然現象の理解のために、先人たちの試行錯誤の様子が読み物的に説明してあって理解の助けになる。説明するときのアナロジーはちょっと面白く、特に核分裂の説明はクスっと笑えた。2023/06/14

まーくん

3
二年ほど前、物理学を改めて勉強してみようと思い立ち、高校物理に毛が生えた程度から始め、なんとか量子力学までたどり着いた。ところが考え方が理解できないのか数学がわからないのか、渾然一体となって何が何だか・・という状態に陥ってしまった。その時手にした本書は物理の基本的な考え方についてわかり易く説明しており、個々の問題を乗り越え全体を見通しよく理解するのに大いに役立った。(数学がよく理解できていないことがはっきりしたとも言える)学生時代にこの本に出会いたかった。2017/07/27

Abiko Eiichi

3
ニュートン力学・電磁気学から始め、相対性理論・量子力学までの物理学の発展の歴史を先生と生徒の対話形式で綴ります。本書内で数式は最小限にとどめており、その分物理的思考の経路を文章で説明します。それは本来の物理学の姿であり、決して微分方程式を解くだけの学問ではないことを教えてくれます。中でも秀逸なのはエーテルの存在を何とか見つけようという当時の物理学者の心意気です。物理学の発展はこうした人達の飽くなき挑戦の積み重ねであることに感銘を覚えます。2012/12/24

K.D.N

3
物理の本質を一冊に凝縮した本。大学の授業がつまらなすぎて物理に幻滅してた大学初学年の頃に読んでたら人生変わってたかも。高校生が読んでも面白いと思う。教授の対話相手のBさん(文系という設定)が頭キレキレで笑えた。多少数式が出てくるが、難しいところは飛ばしてでも読み進めれば物理を全く知らない人にも得られるものが多いと思う。Viva la BUTSURI!2012/03/05

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