内容説明
宇宙の謎はどこまで解けたのか?極限の環境で日々繰り広げられる、科学者たちによる「挑戦」の最前線。
目次
第1章 修道僧と天文学者
第2章 何も検出しない実験
第3章 小さな中性のもの
第4章 パラナル光カルテット
第5章 火と岩と氷と
第6章 カルーの三千の眼
第7章 南極上空の反物質
第8章 アインシュタイン、南極点で量子物理学と出合う
第9章 物質の核心
第10章 他の宇宙からの囁き
著者等紹介
アニル・アナンサスワーミー[アニルアナンサスワーミー][Anil Ananthaswamy]
インド工科大学で電気学、コンピュータ工学を学び、ワシントン大学で科学修士号を取得。ソフトウェア技術者を経て、カリフォルニア大学サンタクルーズ校でジャーナリズムを学びジャーナリストに。現在は『ニューサイエンティスト』誌の編集者、ライター。『ナショナルジオグラフィック・ニューズ』誌にも寄稿
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
名古屋工業大学助教授を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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メルセ・ひすい
2
14-20 赤22*:..。o○☆゚「リグ・ヴェーダ」10・129、紀元前1500年★すべてどこからやって来たのか、天地創造はどういうふうに起きたのか、結局のところ、誰も知らないし、誰にもこうとは言えない。神々さえ創造の後のものだから、天地創造がどこから生じたのか、本当のところは誰も知らない。 天地創造はどこに起源があるのか、 この世をこしらえていようとそうでなかろうと、高い空からすべてを調べる者が知っている――あるいはもしかすると、その者も知らないのかもしれない。 拝拝拝(°∀°)b 2010/11/28
galoisbaobab
1
ウィルソン山天文台、スーダン鉱山、バイカル湖、アタカマ砂漠、マウナ・ケア、カルー、南極、CERN、ラグランジュポイント(L2)。全てが広大な宇宙をめぐる人間の物語。こういう本が書けるサイエンスライターって日本にいないのかな、、、と思うんだよね。2015/03/01
ななみ
1
実に面白かった。過酷な環境と厳しい条件の下で行われる献身的で超人的な努力によって支えられている科学、中でもあらゆる面で極限に位置する現代天文学と素粒子物理学の凄まじさがよく伝わってきます。極微と極大、極低温と超高エネルギーが同居する奇妙な世界の旅行記ですかね。2011/07/30
都人
1
読みづらい本だ。「10の実験」が述べられてはいるが、焦点が当たっておらず、人物・風景・歴史など余計と思われる記載が延々と続く。「宇宙の謎」とそれを解く「10の実験」という単純な構成の方が理解しやすいように思う。訳も「読みにくさ」の一原因か。2011/04/11
メデスキ
0
例のトラベル本にエントリーされていた一冊。だが、こりゃダメだ。実験と謳っているが、何をやってんのかは詳しく書いていない。人に披露出来るような知識らしい知識の無い、ただ振り返るだけの本。興味の無い人にはどうしょうもない散財になる。