内容説明
「クジラは絶滅に瀕している」。この「神話」は今も生きているようだが、はたしてそうであろうか?本書は長年調査捕鯨が蓄積した科学的データをもとに、今なお蔓延する誤解と偏見をただし、感情や政治に左右されない“クジラの真実”を明らかにする。
目次
序章 ヒトとクジラの共生のために
第1章 魚を奪い合うヒトとクジラ
第2章 クジラを科学する
第3章 捕鯨紛争の正体
第4章 国際捕鯨委員会を巡る攻防
第5章 持続的捕鯨をめざして
著者等紹介
森下丈二[モリシタジョウジ]
1957年生まれ。京都大学卒業。1982年農林水産省。米国ハーバード大学大学院卒業。国連環境開発会議(地球サミット)、ワシントン条約会議など、一連の環境問題について担当。1993年より捕鯨問題、大西洋マグロ保存国際委員会を中心に日米漁業交渉を、1996年よりミナミマグロ問題を、1999年より水産庁資源管理部遠洋課(捕鯨班長)に属し、国際捕鯨委員会(IWC)の日本代表団の一員として活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



