良い父親、悪い父親―動物行動学から見た父性

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  • サイズ B6判/ページ数 260,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309251295
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0040

内容説明

本書は、自らの体験を含めて、人間の雄はもっと良い父親になれるはずだという父親のありかたを自然界から学ぶものである。

目次

第1章 皇帝ペンギンの抱擁
第2章 オオカミは良い父親になるが、犬はなれない
第3章 魚、カエル、タツノオトシゴは立派な父親
第4章 ライオン、ラングール、クマは危険な父親
第5章 鳥とマーモセットと一夫一婦制
第6章 ほんとうにあなたの子か?―父性の確実性
第7章 プレーリードッグの父親は遊び好き
第8章 巣立ち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュラフ

27
下手な小説を読むのであれば、是非この一冊をおすすめしたい。動物の父親たちは子育てにいかにして関わっているのか。皇帝ペンギン?の子育てが感動的だ。雄ペンギンは、南極の真冬の時期の4ヶ月ちかくを足の上に卵を載せてヒナがかえるまですごす。その間ずっと絶食で体重は半分ちかくまで減ってしまう。種の保存に向けた本能的な行動といえばそれまでだけど、ブリザートの吹き荒れる南極の地で子育てのために立ち尽くす雄ペンギン?の姿を想像するだけで涙が出てしまう。我々人間は人生の生きる意味を考えるが、生きること自体に意味がある。2017/12/09

smatsu

4
動物行動学から見た父性がテーマの本。動物行動学は有名どころのローレンツとか日高敏高くらいしか読んでないので知らなかったのですがこの分野では結構有名な著者さんらしい。人間(の父親)は行動として見ると猿よりも狼の方に近いとか、ペンギンの父親は子育ての間何カ月も絶食したままとか、興味深い話多いです。水も飲まないのかというとペンギンは特殊な鼻腺によって海水を濾して真水を生成することができるんですと。皇帝ペンギンは20分間も潜水できて深さ500mまでいける。人間以外に閉経があるのはクジラ(とおそらくゾウ)だけ、など2021/04/10

yooou

1
☆☆☆☆★2003/10/15

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