目次
プロローグ 動物たちの心を求めて
第1章 なぜ感情を否定するのか
第2章 感情のない野蛮なものたち
第3章 恐怖と希望と怖い夢
第4章 愛と友情
第5章 嘆きと悲しみとゾウの骨
第6章 喜びの世界
第7章 戦争と平和に見る怒りと支配と残虐性
第8章 思いやりと援助行動、利他主義について
第9章 恥と赤面、心の秘密
第10章 美意識とクマと夕陽
第11章 宗教心と正義感、言葉にならない感情
エピローグ 感情ある生き物たちとともに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田蛙澄
3
動物の様々な振る舞いについて、人間の諸感情との対応があるのではないかという問題意識のもとに色々とエピソードなどが述べられていて面白かった。いささか感情の証拠とするには曖昧な事例が多かったのも事実だが、それだけ動物の感情についての研究が進んでいなかったということでもあるのだろう。今でもどの程度進んでいるのかは分からないが。しかし神経科学的にも動物には感情があると2012のケンブリッジ宣言でも言われているし、最近では随分研究の蓄積があるのかも。著者が言うようにない証拠がないうちにないというのは非科学的だろう。2019/10/18
あー屋
1
動物の感情について取り扱った本。ゾウやイルカ、ネズミなど様々な動物の観察例が載っているが、その予想以上に動物が感情豊かなのに驚いた。理系の大学生として、水族館や動物館めぐりを趣味とするものとして、この問題についてよく考える必要を実感した。私も動物には感情があると思うが、この本は少し作者の情熱がありあまって少し冷静さを欠いているところもあるように思う。作者と同意見、また異なる意見をもつ本をもう何冊か読んで見たいと思った。2015/09/19
you123
1
愛・憎しみ・驚き・願望・喜び・悲しみ・・・。 言葉が話せないからって動物の感情を否定してはいけません。 沢山の心温まるエピソード。奇跡としか思えない話。涙する場面、沢山あり。2011/10/01
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