出版社内容情報
「愛とは何か」「愛するとはどういうことか」……。人生を幸福に生きる「愛」する能力の育て方を、先人の知見と洞察力から導く。
内容説明
あなたはまだ、本当の愛について何も知らない!?先人の深遠な知見から導く、人生を幸福に生きるうえで必要なこと・今すぐできること。
目次
第1章 わたしたちは「愛」を見失っている
第2章 そもそも「愛」とは何か
第3章 真の経験が「愛」を育てる
第4章 キリスト教の愛、仏教の愛
第5章 「愛」が人生にもたらす効用
第6章 「愛」する能力の育て方
第7章 「愛」するためのソリチュードの生活
終章 愛の名言集
著者等紹介
白取春彦[シラトリハルヒコ]
青森市生まれ。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。哲学と宗教に関する解説、論評の明快さに定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ehirano1
70
かなり興味深い内容でした。私的には「哲学的愛」といった感じでした。一方で「宗教(≒キリスト教)的愛」なるものもあると佐藤優氏が「嫉妬と自己愛」の著作で説明していました。違ったアプローチで理解するもしくは定義される「愛」というのは奥が深いです。2023/09/15
ジョンノレン
43
少し前に著者の100冊の哲学書をコンパクトに要約した本を読んだ記憶があったので、パラパラ読んでみたら「哲学」とは程遠く、かなり浅い内容の本だった。2024/10/19
白と茶
5
著者のニーチェ本に勇気づけられたのと、最近この手のテーマが好きなので読みました。現代人がいかに真の愛を知らないかを結構辛口めに斬っています。個人的には本当の愛とフェイクの愛の見分け方が刺さりました。本当の意味で詐欺師にならずに人を愛せてる人っているのかな.. 「愛とは愛すること」「自分を愛すことなくして他人は愛せない」「人生は今という時を精一杯生きることでしか結実しない」という主張が数多の書物に同じくこの本においてもなされており、やはりそれが人生の真理なのだろうなぁと思う今日この頃(とても難しいけれど)2024/01/08
Jas
4
付箋だらけになりました。まずはソリチュードの生活、瞑想を実践しよう。私の頭の中は常におしゃべりしているからなぁ。「世間」に惑わされず、自分に正直に生きること。2021/08/28
アオイ
2
愛することに苦しんだ昨冬に購入した本。 ちょっと理想論すぎるところもあったけど、「愛とは愛すること」という『愛するということ(エーリッヒ・フロム)』で学んだ考え方を再確認することができた。2024/06/30