出版社内容情報
ドゥルーズ的思考を過激に展開する哲学者の空前の達成。媒介と様相にまみれた既成の哲学の対極に生成変化の哲学をうちたてる。
内容説明
スピノザとドゥルーズ=ガタリをつきぬける孤高の哲学者によるおそるべき触発。無‐媒介、非‐存在、非‐論理、無‐様相としての“来るべき民衆”を生成させる絶対的な“外”の哲学。
目次
1 現前と外部性―非‐論理の革命的思考について(序論―“非‐論理”の唯物論はいかにして可能か;問題提起‐発生する変形的諸要素―どのように言語から媒介的特性を除去することができるか;問題構成‐図表論的総合―いかにして言語から言表作用を抽出することができるか;問題実現‐観念の非‐言語的力能―身体の一属性として言表を作用させること;結論に代えて―革命機械としての哲学)
2 哲学あるいは革命(ニーチェの批判哲学―時間零度のエクリチュール;機械論は何故そう呼ばれるのか―フェリックス・ガタリ『アンチ・オイディプス草稿』;脱領土性並行論について―ガタリと哲学;“脱‐様相”のアナーキズムについて;脱‐様相と無‐様相―様相中心主義批判;ディアグラムと身体―図表論的思考の系譜について;破壊目的あるいは減算中継―能動的ニヒリズム宣言について;最小の三角回路について―哲学あるいは革命;論理学を消尽すること―ニーチェにおける“矛盾‐命令”の彼岸;“身体‐戦争機械”論について―実践から戦略へ)
著者等紹介
江川隆男[エガワタカオ]
1958年生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。現在、立教大学教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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