出版社内容情報
あなたは『おみくじ』の正しい見方を知っていますか?――おみくじの歴史に立ち返り、そのヒミツを解き明かす。参拝の前の必読書!
内容説明
人生を豊かにするおみくじの読み解き方!神さまのメッセージをおみくじから読み解く―。
目次
第1章 神さまとつながるおみくじ(おみくじはどこで引く?;さあ、おみくじを引いてみよう! ほか)
第2章 おみくじは神さまからのメッセージ(神さまの声をきく;神さまは和歌を詠む ほか)
第3章 おみくじの読み方で人生が変わる(大切なのは、神さまと向き合う心;おみくじのメッセージを活かす ほか)
第4章 おみくじは時代を超えて(漢詩と和歌、おみくじのふたつの流れ;幕末~明治に生まれた、現代の和歌みくじ ほか)
第5章 おみくじに出逢う(王子神社;戸隠神社 ほか)
著者等紹介
平野多恵[ヒラノタエ]
1973年富山県生まれ。お茶の水大学文教育学部卒業。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。十文字学園女子大学短期大学部准教授を経て、成蹊大学文学部教授。日本中世文学、おみくじや和歌占いの文化史、アクティブラーニングによる古典教育の実践を中心に研究。著書『明恵和歌と仏教の相克』(笠間書院、2011)で日本古典文学学術賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コダマ
12
おみくじに対してなんの知識もなかったので、へーと思うことが多かった。著者の主観なのでは?と思うところもチラホラ。お参りでは自己暗示をかけるポイント。
鯖
10
吉とか凶とか関係なく、ともかく和歌の解釈がすべてなのだ、気の持ちようなのだという作者の熱いメッセージを感じた。かなり和歌の解釈も強引で鶴岡八幡宮で例えにつかったおみくじも「うきしずむ 好みを思う おしへにや 海に汐ひの 山はありけり」で凶なんだけど、浮いたり沈んだりするんだから、こまけえことは気にすんながんばれという感じで、…まあ確かにそのとおりなんだろうけど、ならば凶の意味とは。2018/07/14
ぽすこ
6
図書館本。今まで何となくおみくじを引いていたが、引き方や読み方が重要なのだと分かった。次の初詣のときには正しく引いてみよう! 他にもおみくじの歴史や、おみくじの種類なども詳しく分かりやすく書かれていて良かった。 2022/12/26
チャッピー
5
おみくじは「大吉」「中吉」「凶」の運勢に目がいくけれど、一番大事なのはそこに書かれている和歌または漢詩の意味を考えて読むことらしい。改めて今年の新年に引いたおみくじを見てみた。 « 心むなしくする者は自由なり» そうなるよう頑張ろう!2018/03/08
乱読家 護る会支持!
4
「奥山に たぎりて落つる 滝つ瀬の 玉散るばかり ものな思ひそ」。。。 おみくじは、和歌、漢詩が神さまからのメッセージ。 漠然とした問いではなく、具体的に問うこと。 ①和歌を声に出して三回読む。②キーワードを見つけて、その意味を考える。③連想を広げて運気アップのカギを引き出す。 吉凶は、目安にすぎないので、一喜一憂しない。。。 想像力を豊かにして、神さまからのメッセージを読み取る。 なんか、おみくじって、直観読みブックマーカーみたいですね。2018/05/23