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仕方ない帝国

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  • サイズ B6判/ページ数 195p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309248295
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0036

出版社内容情報

なぜ政治の言葉は貧しいのだろう?掲載当初よりずば抜けた反響を集める名コラムに加えインタビュー、書き下ろしを集成した待望の書。

内容説明

朝日新聞の名コラム(政治断簡)+書き下ろし+インタビューを集成した待望の書!!!

目次

第1章 ささやかな不断の闘い中(深くねむるために;無形の蓄積;誰かの檻 ほか)
第2章 「美しい国」で(だまってトイレをつまらせろ;スプリング・ハズ・カム;スイッチ押したの、誰だ? ほか)
第3章 政治の言葉はなぜ貧しいか インタビュー(それはやっぱり、個人のモラルの問題です―町田康;なめらかな民主主義―鈴木健;巨人、大鵬、卵焼き、そして自民党―鳩山友紀夫 ほか)

著者等紹介

高橋純子[タカハシジュンコ]
1971年福岡県生まれ。1993年に朝日新聞入社。鹿児島支局、西部本社社会部、月刊「論座」編集部(休刊)、オピニオン編集部、論説委員、政治部次長を経て編集委員・論説委員を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tui

31
この国はどこに進んでいるのか。何となく感じる嫌な気配、危険な兆候に対し、仕方ないで済ませないための備忘録といった感じの、大手新聞の連載とは思えぬ軽い読み口です。その内容は、目の前の問題から目をそらさず、ごまかさず、誘導になびかず、疑問を疑問として投げかける硬派。思想的にある偏り(アンチ安倍)に、読んで溜飲を下げる人もいれば、忌み嫌うだけの人もいるでしょうが。産経寄りの言論が元気な今日このごろ、カウンターとしてこういった朝日色が濃い読み物にも頑張ってもらいたいところです。2018/01/06

まーくん

22
たまたま書店で、何のコーナーかわからんような隅で目に入った。著者名に見覚え。確か朝日新聞に時々、掲載されてたコラムで激を飛ばし、気合を入れてた。確か政治部次長。管理職ぽい方がこんな文章いいのかな~?面白いけど・・と心配しながら楽しんでいた。確かに相当、行儀宜しくない。女子高生のラインもかくあらん。その筋(どの筋?)の方々が読まれたらご立腹間違いなし。でもその内容、社説のような文章で書かれたら、ワシ読まんし。でも、八面六臂、意見しても、あの御仁にはね。蛙の面にションベン。あー、ワシまで下品になってしもた。2018/07/01

ゆきねこ

7
新聞の論評で名前を知り、コラムが最高に面白い。亡ナンシー関さんのように、毒があり、風刺が効いていて納得でき溜飲が下がります。右に傾いている人たちには受け入れられないでしょうが、このように権力から自由になった精神の持ち主がいなかったら、本当に日本は危ない。子育てをしてながらバリバリに働き、女性差別に関するコラムも書いています。著名人とのレベルの高い対談は、もっと色々勉強しなくては、薄い知能では理解が難しい。特に町田康さんの部分が難しかった。政治部次長ということで法律に関する記述も多い。勉強したくなりました。2020/03/30

trazom

5
朝日新聞の「政治断簡」というコラムに執筆した文章が収録され、更に、数人との対談が掲載されています。私は、こういう論考は苦手です。安倍政権の強権的な政治手法を論い――その指摘の大部分において事実であることは認めますが…――、自分たちだけが正しいのだとしたり顔で断定するのはいかがなものだろうか。文中で鶴見俊輔さん、丸山眞男さん、吉本隆明さんが引用されていますが、この著者とは思索の深さがまるで違っているのだから、軽々しく先生方の名前を語ってほしくないなあという気持ちにもなる。2018/01/16

tenorsox

5
朝日新聞連載の、名物女性記者による名物コラムの書籍化。 誰もが読みやすいように意識している的なコメントが冒頭にあったが、幼稚な理屈と品のない表現で徒らに政権批判を繰り返しているだけ。偏向的な報道姿勢を批判されることの多い同紙ではあるが、本書は主義主張とは関係なく読んでて不愉快なレベル。 一方で、本書が炎上するきっかけとなった「エビデンスねーよ」云々は、前後の文脈を読めば特に非難されるような内容には思えない。ただ、彼らが普段やってること(結論ありきでの発言一部切取り)と全く同じなので「仕方ない」。2018/02/21

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