出版社内容情報
カイロ留学から新党日本で政治家デビューをへて現在にいたる波瀾万丈の軌跡を綿密な取材でたどる唯一の書、都知事誕生記念緊急刊行。
大下 英治[オオシタ エイジ]
1944年生まれ。一作ごとに注目を集める政界、財界などのルポルタージュ出知られる。著書多数。
内容説明
東京から世界を変える注目の都知事の全軌跡―エジプト留学をへて、通訳、ニュースキャスターをへて政界にはいり、初の女性首相候補をへて都知事にいたるまで膨大な取材をもとに波乱の半生をたどる唯一の伝記。
目次
第1章 アラブに学ぶ
第2章 通訳からキャスターへ
第3章 政治家への転身
第4章 自民党で闘う
第5章 華麗なる環境大臣
第6章 新たなる飛翔へ
第7章 二〇〇八年九月総裁選
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mazda
19
希望の党を作ったことで政治家生命は終わったかな、という気はしますが、青春時代の野望に満ちた生い立ちは、見習うべきところが多いように思います。お小遣いをもらいながら学費まで自分で工面していた中学・高校時代、英語+αとしてアラビア語を選択する先見性、難関のカイロ大学を卒業した根気、大学卒業を優先し私生活を犠牲にする(離婚)気持ちの強さ、etc…。父親は周囲の反対を押し切り選挙に立候補し、母親は周囲の反対を押し切りエジプトに日本料理屋を開くという両親にあって、彼女も野心家になって当然だと思います。2018/01/05
竹本明
14
う〜ん、長かった。でも、面白かった。この人が女性の中で1番、総理に近いのではないだろうか?英語、アラビア語が堪能で、外交政策に強く、経済政策にも強い。環境大臣を経験したことで、環境もいける。これに社会保証政策が加われば怖いものなしでは⁉︎明確なビジョンを持つのが得意で海外にも強い。都知事よりぜひ総理に!2019/02/10
Ken
6
64才か?もっと若いと思った!来歴は多勢の方がご存知だろうが、関西学院大学を中退してカイロ大学に学び、アラビア語通訳者。竹村健一の番組のアシスタントキャスターからテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」のメインキャスターを経て、1992年に政界入り。最初は細川護煕氏の日本新党にて参議院議員。その後、衆議院議員に鞍替え、新進党小沢党首の側近。やがて自民党入りし、小泉総理や安倍総理にも仕える。エピソードがたくさんあって面白い本!2016/12/30
こうじ
5
いったい何の本を読んでいるんだと思うかもしれないけど、意外や意外、けっこう面白かったです。この方の東京都知事になるまでの人生、もっというと政治家になるまでの人生って、すごいですね。関西学院大学を中退してカイロ大学に移ったあたりから、その特異ぶりが伺えます。政治家になったのが良かったのかどうかは分かりませんが、政治家にならずに東京都知事にもならなければ、もっとその特異な才能を発揮できたのではないかと思ったりしました。2017/04/29
haijiiha
5
パーフェクトヒューマン! アラビア語も カラオケも車運転も 体力も! トルコ風呂禁止 クールビズ2017/02/02