哲学のメガネ―哲学の眼で“世界”を見るための7つの授業

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309247519
  • NDC分類 130.4
  • Cコード C0010

出版社内容情報

哲学のメガネをかけると変わらぬ日常も違って見える! プラトン、ハイデガー…哲学者になって世界を見る、全く新しい体験型哲学書。

【著者紹介】
哲学者。詩人。広告会社を経て、1999年「紀元アカデミア」を設立。プラトンの学園「アカデメイア」にならい、哲学や芸術の創造的拠点となることをめざす。著書に『哲学の扉をあけよう』『はじめの哲学』など。

内容説明

プラトン、カント、ニーチェ、ハイデガー…あの哲学者になって、“世界”を見てみると!?あなたの日常が今すぐ変わる、全く新しい体験型哲学入門。

目次

第1章 赤信号は、ホントは青色?―ウィトゲンシュタインが突きつけた「認識の限界」
第2章 ビッグバンは現代の創世神話?―存在を発見したパルメニデスの「ホンモノの無」
第3章 死を経験したものは誰もいない?―じつは霊魂が根拠だったデカルトの「われ思う」
第4章 道徳は復讐心から始まった?―ニーチェが見抜いていた「道徳のカラクリ」
第5章 人工衛星は現代の神さま?―ハイデガーが警告した「科学技術の脅威」
第6章 われ死す、ゆえにわれ在り?―パスカルが唱えた「賭けとしての真理」
第7章 戦争はこの世界から無くならない?―ヘラクレイトスが説く「戦いは万物の父」

著者等紹介

三好由紀彦[ミヨシユキヒコ]
哲学者。詩人。紀元アカデミア代表。1958年東京生まれ。元専修大学教授難波宏至氏(故人)に師事し、哲学、文学等を学ぶ。広告会社を経て、1999年に紀元アカデミアを設立。詩人として詩作も展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

_apojun_

3
図書館本。世の中にある色々な出来事を哲学という観点から見る(哲学のメガネをかける)とどういう風に考えられるか、という内容。 哲学というものをわかりやすく伝えるということはできていると思うんだけど、個人的には著者の主張が色濃くでているような感じを受けてしまい、ちょっと残念。 ただ、死というものをどうとらえるかという点はなるほど、と思わせてくれた。2022/03/24

take

2
面白かった。副題が「哲学の眼で〈世界〉を見るための7つの授業」とあったので、「他我問題」のような哲学的テーマを7つ並列的に扱うだけかと思ったが、それぞれの章で扱った内容が、「死後の世界の存在に賭けるのではなく、生きているからこそ全てある、という立場に賭けよう」という第6章の主張につながる。各章の説明も具体例豊富に書かれており、哲学に興味のある生徒には勧めたい。2020/06/12

いかすみ

1
哲学には認識論的パラドックスと存在論的パラドックスの二つのパラドックスがあることを著者は指摘する。前者は自分が見ている眼自体を見ることは不可能ということを意味する。他方、存在を理解するには、その反対の無を理解する必要がある。しかし、無は理解した瞬間に、無ではなくなってしまう。よって、存在は理解できないのだ。ところで、著者の科学観と私のそれがかなり異なるので、かなり違和感を抱いてしまった。たしかに著者が指摘するように科学は仮に正しいことだが、科学には実験をいつ誰がやっても同じという客観性があるからだ。2024/11/02

森章生

0
日常生活の些細な状況を哲学者の視点になって掘り下げる。いかに自分が一元的で、表層的な視点と感性を持っているのかを再認識した。本書には多くの引用が使用されている。引用元の古典にいつか触れてみたくなった。2023/07/08

マウンテンゴリラ

0
哲学が、実学としてなんの役にも立たない過去の学問であるとする、現代日本の一般的価値観がいかに不当なものであるかを、平易な言葉で説き明かす、読みがいのある書物であった。哲学が根本問題としてきた、存在論や認識論が現代人にとって無意味な、あるいは意味不明なものであるというのは、かく言う私も数年前までは感じていた。しかし、少し考えれば容易にわかるように、それらの問題が自然科学によって解決されたわけでも、その見通しが得られたわけでもない。そのことからすれば、科学が全てを明らかにするというのは幻想に過ぎず、→(2)2021/09/23

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