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出版社内容情報
NHK Eテレの哲学番組の書籍版を3巻同時刊行。第2巻は、國分功一郎が語る「『学び』の哲学」。60分でモノの見方が変わる!!
【著者紹介】
1974年、千葉県生まれ。哲学者。高崎経済大学准教授。専門はフランス現代思想。著作『暇と退屈の倫理学』で2011年紀伊國屋じんぶん大賞受賞。他、『ドゥルーズの哲学原理』など。
内容説明
60分でモノの見方が変わる!!國分功一郎が語る「学び」の哲学。ATP賞受賞、NHK Eテレ哲学番組。
目次
第1幕 「私とアナタがいる世界は、全然違う」(やっぱり勉強は嫌い?;人生を楽しくする哲学=「学び」を哲学;鏡に向かうネコ動画は、なぜ面白い? ほか)
第2幕 「環世界」とは?人間と動物の違いとは?(哲学教材「マダニ」;人間同士の「環世界」の違い―「森」に何を見る?;有名テーマ曲でわかる「環世界」の違い ほか)
第3幕 「学び」が環世界を広げ、人生を豊かにする(盲導犬からわかる環世界の性質;環世界は変化しうる;人間の驚くべき「学びのチカラ」! ほか)
著者等紹介
國分功一郎[コクブンコウイチロウ]
1974年、千葉県生まれ。哲学者。高崎経済大学准教授。専門はフランス現代思想。著作『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社)で2011年紀伊國屋じんぶん大賞受賞。『報道ステーション』などニュース番組のコメンテーターも務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tatsuya
33
学びを通じて、今まで受け取れなかった新しい情報、新しい刺激を受け取り、人生を豊かにする。つまり、賢者こそ人生の楽しみ方を多く知っているともいえる。環世界という概念を身につけると、自分や周囲の変化を今までとは違う仕方で捉えられるようになる。謙虚な気持ちになった。2016/08/21
モリー
31
この本は、生物学者ユクスキュルの唱えた「環世界」の概念を手掛かりに「学び」を哲学する三人の対話で構成されています。「環世界」とは全ての生物が生きている「異なる時間と空間」のことです。例えば、マダニは人と違って目も見えず耳も聞こえず、音と温度のみを認識して生きています。このように、種の異なる生物は異なる「環世界」を生きていると言えます。ところで、この概念は人間同士にもあてはめる事が出来ます。また、「環世界」は学ぶ事によって変化させる事ができるのです。「学び」は人生を楽しく豊かなものにしてくれるものなのです。2018/11/18
momogaga
26
図書館本。今回のテーマは「私とアナタがいる世界は、全然違う」をどう考察するか。「環世界」という概念で、ひとつひとつひも解かれていく話は、まさに私にとってミステリーでした。これから哲学を学びつづける道筋を見せてくれた名著です。2016/12/25
犬こ
25
「環世界」初めて知った言葉。全ての生物が生きているそれぞれ異なる時間と空間のこと。学びにより、人間は環世界をいろいろ作りかえて、新しい刺激を受けとれるようなる。それが学びのチカラ。2016/04/09
MIKI(magicrose)
18
環世界とは何かをサクッと知りたくて購入。環世界とは、"すべての生物が生きている「それぞれ異なる時間と空間のこと」生物学者ユクスキュルが唱え、その後、『存在と時間』で知られる哲学者マルティン・ハイデッガーにも影響を与えた概念"。盲導犬として働くためには"「イヌの環世界」で生きているイヌが「人間の環世界」に合わせる"ための訓練をするという例がわかりやすかった。"環世界は学ぶことで変化していく" 。だからヒトは学ぶんだなと思った。2019/07/25