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福島第一原発収束作業日記―3・11からの700日間

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309246369
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0036

出版社内容情報

汚染水問題、東電の工程表の欺瞞……今起きていることは全て予見されていた。3.11から綴られた福島第一原発作業員による日記。

「2011年3月11日14時46分――。
 オイラはその時、福島第一原子力発電所(1F)で原子炉建屋内のオペフロ(建屋最上階のオペレーティングフロア)で作業してたんだ。
 ドドン!という縦揺れの後、最初のグラグラッという横揺れが、ゆっくりとグーラグーラという大きな横揺れに変わり何分間か続いた。オイラは中越沖地震(2007年)の時、柏崎刈羽原子力発電所の定期検査で作業してた経験もあり、「あぁ、あの時と同じ感じだなぁ…」って思いながら、近くの手摺りにつかまり、両足で踏ん張って何とかその場に立っていた。
 何分間か経って、その大きな横揺れがだんだん小さくなってきて「柏崎の時と同じく地震が収まる」と思って安心した次の瞬間、ゴゴォー!っという感じの今まで経験した事のない大きな横揺れが始まったんだ」

あの時、何が起きていたのか? 今、何が起きているのか?
福島第一原発の現役作業員による3・11からの「生」の手記。


「ハッピーさんが教えてくれる原発事故情報が、余計な不安と嘘めいた安心をどれだけぬぐいさってくれることか」
――いとうせいこう

「進まぬ汚染水処理、劣悪な労務環境、困難を極める廃炉作業……。
名もなき原発作業員の「つぶやき」がこれほどまでに胸を打つのは、そこに原発の「細部」を描写するこだわりと、仲間たちへの暖かい目線、そして強い覚悟があるからだ。
本書は貴重な原発事故の記録であり、どんな報道関係者にも真似できないルポルタージュであり、新世代の労働者文学でもある。
ハッピーさんを通して知ることができた原発作業員たちの等身大の日常は、我々が決して目を背けてはいけないものだ。
ハッピーさんがいてくれて、良かった。」
――津田大介

はじめに

プロローグ 爆発
――死を覚悟した4日間 2011年3月11日~15日

第1章 待機
――がんばろう日本! 2011年3月

第2章 死闘
――汚染水がピンチ 2011年4月~7月

第3章 乖離
――現実より「工程表」 2011年8月~11月

第4章 神話
――「収束」なんてしていない 2011年12月~2012年3月

第5章 限界
――仮設システムが悲鳴 2012年4月~9月

第6章 危機
――再び汚染水がっ! 2012年10月~2013年3月

エピローグ 希望
――オイラの願い

おわりに

コラム
1 作業員の生活
2 出会い
3 原発事故と動物
4 事故前の原発1
5 事故前の原発2

解説 未来への責任 布施祐仁

【著者紹介】
20年近くのキャリアを持つ原発作業員。福島第一原発で作業中に東日本大震災に遭い、事故発生当初から現在まで断続的に収束作業に従事する。

内容説明

あの時、何が起きていたのか?今、何が起きているのか?現場作業員による3・11からの「生」の手記。

目次

プロローグ 爆発―死を覚悟した4日間 2011年3月11日~15日
第1章 待機―がんばろう日本! 2011年3月
第2章 死闘―汚染水がピンチ 2011年4月~7月
第3章 乖離―現実より「工程表」 2011年8月~11月
第4章 神話―「収束」なんてしていない 2011年12月~2012年3月
第5章 限界―仮設システムが悲鳴 2012年4月~9月
第6章 危機―再び汚染水がっ! 2012年10月~2013年3月
エピローグ 希望―オイラの願い

著者等紹介

ハッピー[ハッピー]
20年近くのキャリアを持つ原発作業員。福島第一原発で作業中に東日本大震災に遭い、事故発生当初から現在まで断続的に収束作業に従事する。現場の正確な情報を伝え、日々の収束作業の中で感じたことをストレートに綴るツイートが多くの人の支持を集め、ツイッターのフォロワーは現在7万人を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美登利

92
圧倒されました。現場作業員として福島原発に働いていたハッピーさんのTwitterでのつぶやきを本にしたものです。それまで幾つもの原発工事に関わり原発の被害、事故後の発表のされ方に疑問を抱き、つぶやき始めたハッピーさん。福島原発関連の本を何冊か読んだけれど、やはり現場に居ないと知らないことばかり。国、東電のやり方があまりにも汚い。その電気を使っていた私が言うのはおこがましいけれど、怒りしか感じない。原発について詳しい人など配置されてない現場の混乱。一度も視察に来ない偉い人たち!酷すぎる事実に愕然とします。2016/05/09

壱萬弐仟縁冊

32
原発労働20年携わる著者(3頁)。誠に頭が下がる。爆発したときの14日、 衝撃で尻餅をついた。瓦礫が落ちてきたとき死ぬとおもったという(16頁)。現場人としては、燃料の充填されていなかった4号機爆発の理由がわからなかったという(21頁)。線量も汚染も高かった免震棟で、現場と免震棟の往来(27頁)。5月20日、6時間半マスク着用。旅館でもクタクタで風呂→寝るの毎日。3キロ痩せたという(40頁)。5月26日、低レベル汚染水の海への放出にならない事を祈る(42頁)。  2014/09/04

遅筆堂

31
この本はいいね。震災・原発関係の本は随分と読んだけれども、どれもが上から目線のものばかり。この本は違う。最前線でコツコツと頑張っている方の生の声がリアルに聞こえる。避難者の多くの人が「福島第一原発が安定していないことの不安」を口にする。南相馬に住んでいるヲレもそうだ、地震の揺れを感じるたびに1Fは大丈夫か?と思うよ。本当にこの日本は大丈夫か。再稼働などと言っている場合じゃないだろ。15万人の方が避難をしている。この事実をどう説明する?その原因は原発事故であってこの本に書かれているような状況。貴重な記録だ。2014/01/24

更紗蝦

19
エピローグで書かれている「新たな安全神話」が出来上がってしまうことへの危惧(243p)は、私も感じている事でした。ひょっとするとハッピーさんは、この本が「新たな安全神話」を生んでしまう可能性も危惧しているのではないでしょうか? もし、「作業員さんたちがこんなに頑張っているのだから原発事故は早く収束する!」→「だから原発を推進しても大丈夫!」と解釈する人がどこかにいたとしたら、それはハッピーさんの意図するところではない、と断言できます。どうか、この本が「新たな安全神話」に利用されることがありませんように…。2014/09/24

Kei

14
今も崩壊を続けている現場。現場の熱意を汲み取ることのできる国であって欲しいと思うけれど。。。もっと多くの作業員方や、被災者の声をあげられるような自由な国であって欲しいと思う。2014/07/06

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