クマのプーさんの哲学 （新装版）

ウィリアムズ，ジョン・Ｔ．【著】〈Ｗｉｌｌｉａｍｓ，Ｊｏｈｎ Ｔｙｅｒｍａｎ〉/小田島 雄志/小田島 則子【訳】

河出書房新社（2013/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 253p／高さ 20cm
• 商品コード 9784309246338
• NDC分類 104
• Cコード C0010

出版社内容情報

のんびり屋で「あたまの悪いクマ」プーさんには、実はエピソードに古今東西の哲学者の思想が詰まっている!?　愉快な哲学入門！

【著者紹介】
俳優として活躍した後、オックスフォード大学へ戻り歴史、文学の分野で博士号を取得。再び研究を始める。現在アーサー王伝説発祥の地、ティンタゲル在住。（ジョン・タイアマン・ウィリアムズ）

内容説明

あのサンデル教授もハーバード白熱教室で取り上げた「あたまの悪いクマ」プーさん。哲学する楽しさを不朽の名作を通して教えてくれるこれぞロングセラー・決定版哲学入門書！

目次

１　この本はどんな本か
２　プーと古代ギリシア―プラトン、アリストテレスなど
３　プーと１７世紀の合理主義者たち―デカルト、スピノザ、ライプニッツ
４　プーとイギリス経験主義の伝統―ロック、バークレー司教、ヒューム
５　後期経験主義―ミル、ラッセル、エイヤー、ポパー、ウィトゲンシュタイン
６　プーとドイツ哲学者たち―カント、ヘーゲル、ニーチェ
７　プーと実存主義―マルセル、ハイデガー、サルトル、カミュ
おまけのしっぽ（イーヨーのではない）

著者等紹介

ウィリアムズ，ジョン・Ｔ．［ウィリアムズ，ジョンＴ］ ［Ｗｉｌｌｉａｍｓ，Ｊｏｈｎ　Ｔｙｅｒｍａｎ］
職業俳優として活躍した後、オックスフォード大学に戻り再び研究を始める。現在、コーンウォール在住

小田島雄志［オダシマユウシ］
１９３０年生れ。東京大学名誉教授

小田島則子［オダシマノリコ］
翻訳家、大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[かるかん]

プー本人が西洋哲学のもっとも偉大なる代表者であることは確かだが、プー物語の中での哲学の代表者はプーだけではない。

2014/05/08

[Kuma]

哲学に触れてみたくてかわいい本を図書館で借りてみた。あたまの悪いクマを偉大なるクマに変えてしまう著者。そもそも哲学がわかってないので流し読み。ついでにプーさんの話も知らないとこに気づいた。プーと仲間たちの発言や行動を哲学に絡めて解説している。まじめにふざけているのか本当にまじめなのか？プーはあたまは悪そうだけど仲間思いのやさしいクマだった。冒頭のひそひそ声で「はちみつ！」と耳打ちするプーが癒やしすぎてYouTubeで動画漁ったけどなかった。

2023/12/19

[元気伊勢子]

こういうアプローチの仕方もあったのだと感心した。哲学に関しては、分からなかったが、面白かった。哲学は、憧れなので読んでみようかな✨

2021/02/20

[仮ッ子]

あれ、似た様なの読んだことあると思ったら、新装版て。今回、クマプー始めイーヨーたち登場人物、いや登場ぬいをバカにしてるとしか思えん書き方が鼻について投げ出した。ディズニー版はともかく、ミルンのくまプーに興味なかった当時より、ずっと好きになっているせいかな。

2013/11/26

[d=(^o^)=b]

とっぴかと思ったけどなるほど……。かわいいおとぼけだと思ってたプーさんと仲間たちがなんとも哲学かつ思慮深い存在に見えてくる。

2017/06/14