内容説明
こどもからおとなまで楽しめる再生可能エネルギーのわかりやすい入門書。
目次
第1章 あたらしいエネルギーのつくりかた、つかいかた
第2章 太陽の光や熱のエネルギーをつかう
第3章 ながれる水のエネルギーをつかった発電
第4章 地中の熱からエネルギーをとりだす
第5章 風のエネルギーをいかして
第6章 地域の力をあつめてエネルギーを
第7章 まだまだこんなにあるあたらしいエネルギー
第8章 もっと知りたい!エネルギーのこれからがわかる資料集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ただぞぅ
6
原発の燃料であるウランが採れるのも残り100年。石油や天然ガス等の化石燃料も底が見えつつある。“石油の一滴は血の一滴“、このままでは資源をめぐり国同士の争いが再び起きてしまう。再生可能エネルギー中心の経済に転換することを夢見るもんじゅ君。未来に向けて化石燃料に変わるエネルギーの開発状況や取り組みを紹介している。化石燃料は植物や動物の死骸が地中深くで何十億年もかけて出来た固まり。それを生活のために一瞬で燃やしていると思うと複雑な気持ちになる。だがもはや昔の生活には戻れない。もんじゅ君の引退はまだ未定だ。2024/06/18
Sumiyuki
1
原発はリスクが高い。更に核のゴミの処理方法が確立されていない。そして地球温暖化を踏まえると、他の発電方法が求められる、と思い手にとってみた。再生可能エネルギーを利用して発電方法を、あわよくば生活も集中型から分散型へ変えようというお話。ウランや石油が持つ本来のエネルギーは、発電過程で60%、送電過程で8%失われ、結局本来の37%しか利用されていない。電気は高級なエネルギー。オール電化よりもガスを併用したほうがエネルギー効率がいい。あとは核融合について知りたい。2013/02/14
gacchaki
1
?総ルビなので、小学生から読める?原子力発電に敬意を払っている。悲しさと冷静さが同居しています?エネルギーロスのような昔からの問題にもしっかり触れている。→エネルギーの過去・現在・未来について、平易に書かれています。近所の図書室の蔵書。2012/11/25
けいちゃん(渡邉恵士老)
1
イラストや写真が多く、子供にも分かりやすい、再生可能エネルギーの入門書。 太陽光、太陽熱、小水力、ピコ水力、地中熱、洋上風力、バイオマス、海洋温度差、海流、波力、雪氷熱、そして火力や原子力などのエネルギーについて、それぞれのメリット・デメリットを踏まえて分かりやすく解説している。 また、ただしい節電について、電気エネルギーと熱エネルギーの違い、「ポジワット&ネガワット」についてなど、エネルギーの考え方についても教えてくれている。 原発事故以降、多くの人々のエネルギーへの関心が急速に高まった。 2012/08/12
radish
1
休止している火力発電を稼動させればっていうのは設備保全の時間も稼動させる事になるので実質無理筋だし、大電力の水力発電は村を沈めて作られた歴史もあって、自然エネルギーだからいいってもんでも無いのは明らかだけど、今後のエネルギー利用の取り組みとしては極めて正論。子供にもわかり易い説明も良し。2012/09/16