内容説明
戦後すぐに原子力問題に取り組み今日の課題を展望した科学史家の名著をいま読み返す。問題の根源をたどれる年表付き。
目次
1 戦争で開幕した原子力時代
2 原子力国際管理をめぐって
3 原爆生産の競争時代
4 原子兵器と軍縮
5 原爆から水爆へ
6 水爆ラッシュは続く
7 ミサイルと核戦略
8 米・英・ソ三国の核実験停止と核停会議
9 核実験停止会議と核実験
10 核拡散防止条約をめぐって
11 中国の核武装と米のABM配備
付 原子力問題年表、文献一覧
著者等紹介
吉羽和夫[ヨシバカズオ]
1929(昭和4)年、茨城県生まれ。東京高等工芸学校(現千葉大学工学部)卒業後、1952~56年東京工業大学研究生として科学史・技術史を専攻。教員生活の傍ら「原子力問題」を研究。その後、主として職人仕事をテーマにした執筆活動に入る。2003年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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