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内容説明
真の「復興」とは何か?震災で絆を絶たれ、全国をさ迷い始めた被災者の悲劇をくい止めよ。政府の押し付け政策による、都市・街の復興ではなく、人間の「暮らし」が主役の復興を。
目次
第1章 漂流が始まる―阪神・淡路大震災の事例(分散した住人;「戻りたいが、戻れない」県外避難者たち ほか)
第2章 今、何が起きているのか―東日本大震災、その後(東日本大震災と阪神・淡路大震災の違い;警戒区域による避難がもたらすもの ほか)
第3章 今、求められる復興政策とは(住民自身が考え、発信し、練り上げる復興を;原発被災者の再起のために「復興士制度」の創設を ほか)
第4章 これからの「人間復興」のために(首都機能の分散を;「事前復興」という構想を ほか)
著者等紹介
山中茂樹[ヤマナカシゲキ]
関西学院大学災害復興制度研究所教授/主任研究員。朝日新聞神戸支局次長のとき、阪神・淡路大震災に遭遇。これを機に震災担当の編集委員に転じ、震災10年の2005年4月、新聞社に在籍したまま関西学院大学の災害復興制度研究所創設に参加、翌2006年から現職として専従。日本災害復興学会理事。(社)減災・復興支援機構副理事長、大規模災害対策研究機構副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。