内容説明
学力向上や社会性の習得に欠かせない子どもの「自己抑制力」「共感能力」「コミュニケーション能力」を高めるために、また子どもの問題行動を防ぐために。
目次
「子ども中心の子育て法」は科学的に間違っています
やはり「3歳までの重要さ」は変わらない―ユニセフも警告!なのになぜその重要性が無視されたか?
第1部 誤った「子ども中心主義」では人間が育たない 理論編―実際にいま何が問題なのか?
第2部 人間を育てる科学合理性をもった子育ての実際 実践編―何をどう変えたらよいのか?
第3部 誤った「子ども中心主義」の落とし子対策 救済措置編―それは予想以上に困難で厳しい道
失敗しない科学合理性のある子育てを!―それが究極の「子育ての真髄」です
眼窩前頭域の働きとEQ(こころの知能指数)
著者等紹介
國米欣明[コクマイヨシアキ]
医学博士。岡山県津山市出身。廣島大学理学部物理学科教養課程修了。廣島大学医学部医学科卒業。岡山大学医学部第一外科医局長。岡山大学教育学部養護教員養成所講師兼任。幸町病院院長。幸町記念病院名誉院長。科学と教育と医学の境界領域に関係した新しい問題分野の分析や解説を得意なジャンルにしている。子育て問題では数多くの講演をこなしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
カイワレ大根
4
内容確認のため拝読。時間をかけて読む必要はなさそう。脳の機能については、現在では確かな根拠があってそこは大きく間違いはないと思うが、特に気になるのは作中の論説の根拠が不十分な点。著者の意見と根拠がある結論が区別されておらず疑問が深まる。著者の意見としてこういう一説を語るのは良いし、知識として得られたところもあって良い部分あるが、何せ肝心なところで具体的なデータがない。色々と誤解を生みそう。2020/07/25
コモックス
3
なんというくだらない本。矛盾がいっぱい。科学的に間違っているのはこの本そのものだ。2017/02/04
シラヌイ
3
科学的に間違っている、とか言い切るのってどうなんだろーって疑問がぬぐいきれなかった一冊。 一番疑問に思ったのが、今の45歳〜65歳くらいが受けた子育て方法の方が良かった、とのくだりで、その世代の人たちには目立った問題はないけど、その下の世代は家庭内暴力やら引きこもりやらなんやら大きな問題を抱えている、みたいな記述。 んなこたーねえだろ!私たち世代から見ると、団塊くらいの人たちのほうがよっぽど酷いんですが…というわけで、言う割に科学的根拠の薄い本。2015/04/12
shinobu
3
ある意味でとても参考になった。うん、私自身は眼窩前頭皮質とやらが未発達な感じだわ。で、息子の育児については(これを信じるなら)完全失敗。夫婦揃って『キレる子ども』予備軍だと思っているから尚更に思う。ただそれは、我が家の状況に照らし合わせたら当てはまる、というだけかもしれないけど。でもってこの本、参照データとか参考文献とか出てないのね。そりゃ『科学的に間違ってる』わ(笑)。2012/09/13
nutts
2
うーん、なんだろう、この違和感は。各論はそれぞれに賛否があるのだけど、全編を通して漂う著者特有の何かが、どうしても相容れない。最初から最後まで、違和感あり。2010/09/11