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乱造される心の病

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309244907
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0036

内容説明

内気な人々はどのようにして病人にさせられたのか?巧みな広告戦略で普通の人々を精神疾患に仕立て上げ、恐ろしい向精神薬で巨利を貪ろうとする精神病産業の実像に迫る。

目次

第1章 心の問題か?脳の問題か?―不安をめぐる一〇〇年の闘い
第2章 感情が病状にされる―診断をめぐる闘争
第3章 内気は病気になった!―精神医療産業の決定的勝利
第4章 さあ、病気を売り込もう!―消費者に直接販売
第5章 反跳症候群―副作用と薬物依存の恐怖
第6章 プロザック帝国への反乱―立ち上がる人々
第7章 不安はどこへ行くのか?―感情を消された社会

著者等紹介

レーン,クリストファー[レーン,クリストファー][Lane,Christopher]
ノースウェスタン大学教授。グッゲンハイム基金特別研究員

寺西のぶ子[テラニシノブコ]
京都市生まれ。成蹊大学経済学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒナコ

2
マイケル=ムーアのようなアメリカのリベラリストが好む、巨大資本と知性の癒着といったプロットで全体が統一されているので、読んでいて少し退屈ではあった。 興味深く読めた部分は不安が治療目標として医療のタームで語り直される、DMS第三版の策定プロセスが取り上げられていた箇所で、どんな人間が病的であるのかを巡って闘争劇が利害にまみれた生々しい闘いとして描かれ、第三次産業における人間の社交性が規範として浮かびがある点であろう。 逸脱した人格が製薬会社に植民地化されるのは、単に科学的真理だけの問題ではないのだろう。 2018/01/30

seitr

1
アメリカってこういう「大企業の陰謀」的なの、好きだよねえ。国民の何割かが「不安」を心配する以前に、双極性障害を心配しないのが不思議だ。具体的な事例がいまひとつピンとこない日本人としては、内容的には10ページあれば十分なので、やや退屈。2010/01/21

メルセ・ひすい

1
パキシル=悪薬・副作用の詳細な解説。ゾロフトも深刻な副作用あり。2009/11/07

メルセ・ひすい

1
熾烈な販売競争・根深い利害の衝突が社会恐怖や研究データーの捏造を促す。2009/11/03

いえのぶ

1
「内気な人」、「はにかみ屋」といった気質を病気と定義した。精神分析学者から、精神科医に移り、治療が必要となる。治療には薬が必要。それまで、“気質”であった特徴が“病気”にされてしまったのか、あるいは、見落とされていた病気を発見したのか。どっちでしょう。著者は記載が事実であることを述べたいのだろうが、「誰それがいつ何を言った。」という表現が延々と続き読むのがしんどい本でした。2009/11/28

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