ヤンキー文化論序説

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309244655
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0036

内容説明

オタク論には、もう飽きた!思考や行動の様式から、ファッション、音楽、マンガ、映画、アート、建築/インテリアまで―いまこそ、ヤンキー文化の豊潤な可能性を見よ。

目次

1 ヤンキー文化とは何か(ヤンキーから日本を考える(インタビュー)
ヤンキー的なるもの―その起源とメンタリティ ほか)
2 ヤンキー系表現の世界(ヤンキー・ファッション過剰さのなかの創造性―異種混交とカスタマイズ;ヤンキー音楽の系譜―私のヤンキー観)
3 地域社会のなかのヤンキー(ヤンキーたちは地域に戻ることができるのか―労働世界の変化と逸脱集団の社会化;暴走族文化の継承―祭り・改造車・ロックンロール)
4 ヤンキー文化論の射程(ポスト・ヤンキー文化―暴走族から走り屋へ、落書きからグラフィティへ;一九六八年にヤンキーという思想の誕生を見る ほか)

著者等紹介

五十嵐太郎[イガラシタロウ]
1967年生まれ。東北大学大学院工学研究科准教授(建築史・建築批評)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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showgunn

14
「序説」と名乗ってるだけあって書き手ごとに方向性もクオリティもバラバラ。速水健朗、斎藤環あたりは流石だなと思った。磯部涼は日本のヒップホップの歴史の始まりを解説した文章としては非常にわかりやすいけどこの本を読んだ人のほとんどは理解できないのではないだろうか。永江朗が一番どうしょうもなくてただダラダラとイメージだけで書いた文章を垂れ流してるだけ。この人はダメだ。 これが出たのが2009年で、それ以降ヤンキー論もだいぶ広がりを見せているようだし一定の役割は果たした本なのでしょうね。2016/10/03

明智紫苑

5
再読。古代中国での「侠」の概念は「ヤクザ」よりも「ヤンキー」と意訳した方がふさわしいように思える。そういう点では、宮城谷昌光氏が「ヤンキー君子」孟嘗君の「牙」を抜いてしまったのは実に惜しい。私は前に読んだオタク批評本とこのヤンキー文化批評を読み比べて、世界は「オタク」と「ヤンキー」という両極の間を「ミーハー」が右往左往したり、計算高く立ち回ったりする様子を思い浮かべる。つまり、オタクやヤンキーが開拓した分野の利益をミーハーがチャッカリせしめるのだ。誰か「オタクとヤンキーの世界史」を書いてほしい。2016/06/20

向う岸

5
ヤンキー性とは「やんちゃだけど真っ直ぐ」「ワルだけど情に篤い」といった二面性に集約される。こういう気質は江戸時代のかぶき者から日本人に愛され続けている。現実の暴走族は少子化、経済の悪化、取締の強化、逮捕のリスクなどから減少している。社会も身近のヤンキーに対して不寛容になる分、フィクションや芸能人にロマンを求めているのかな。読み終えてふと思ったが、キリスト教福音派ってまさにヤンキー性のかたまりなんじゃないか。僕もどうせならあちら側に生まれたかった。2013/06/13

hixxxxki

4
暴走族から走り屋へ。族から系へ。落書きからグラフィティへ。卒業するものから外部の無いものへ。日本人の美意識をほっとくと金閣寺ができて終わりという趣旨の言葉が印象深い。2014/12/28

明智紫苑

4
今は亡きナンシー関さんのコラムが収録されているけど、ナンシーさんの高い評価は「名誉男性」的なものだと思う。いわゆる「女」を武器にせずに(純粋にコラムニストとしての実力で)そのような地位を築き上げたのはすごいし、偉い。2014/06/28

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