右傾化に魅せられた人々―自虐史観からの解放

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309242804
  • NDC分類 311.3
  • Cコード C0031

内容説明

グローバル化信奉者とアイデンティティーを守ろうとする人々との衝突。本書に登場する多くの人の言葉には、今日のヨーロッパを読み解くヒントがちりばめられている。またそれは明日の日本を見通すためのヒントでもある。

目次

プロローグ ミュレールという青年―自虐史観批判を展開するイマドキの青年
第1章 ルペン・ショック―二〇〇二年仏大統領選挙・ルペンとはどういう人物なのか?
第2章 前線の若者たち―移民問題が最も深刻なマルセイユでの国民戦線の若い党員たち
第3章 見えない恐怖―のどかな地中海の町に、何故、国民戦線が台頭しているのか?
第4章 開かれる社会への不安―「グローバル化は人々に不安を与えている…」
第5章 グローバル化とアイデンティティー―国民戦線のナンバー・ツーにして日本通、ゴルニッシュに聞く
第6章 移民の町―移民の若者たちの実態を探る
第7章 押し寄せる移民―ヨーロッパ全体に広がる排他の風潮
第8章 ヒットラーの再来?―ロビンフッドを演じる現代風カリスマ、オーストリアのハイダー
第9章 奇妙なカリスマ―エキセントリックなポピュリスト、オランダのフォルトゥイン
第10章 モダン・ポピュリズムの時代―「ポピュリズムはグローバル化の反動だ…」
エピローグ そして日本―グローバル化の中で日本は例外たりうるか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いくたやよい

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何年ぶりかで再読。NHKフランス支局の特派員だった著者が弟さんを悼んだ本に感動したあと、他の著作をと探してこの本にたどりついたのだった。ここにルポしてあるのは2003年の欧州の政治状況。そして今のもっと危機的な状態に来たのだと納得。ジャン・マリー・ルペンは父のほうのルペン。そういえば、ここで山本氏がとりあげたオーストリアの極右ハイダーはあのあと若くして事故死したのだった。危険な人が一人でも減ったと、こんなことでほっとしても仕方がないが。2017/05/06

パッチワークス

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仏では極右政党とされるルペン率いる国民戦線の若者たち。米トランプなどを思い起こさせるが、一人の男の日本に自虐史観があることに驚いた、と言うのには寧ろ解放フランスを経た仏なりの暗さがあるのだろうと思う。しかし、若者をすくいとれないのは大陸も島国も同じか……。2016/08/19

かばん

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若者右傾化の背景。維新の橋下氏や石原氏を理解するのにも打って付け。「ネットと愛国」も読んだらさらに深まるだろう。2012/12/10

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