内容説明
フッサール哲学思想の最終的到達点。学問的認識の基礎に前述語的な生活世界の経験をおく著者晩年の視点より、初期『論理学研究』以来の主題を平易に解明した名著、待望の復刊。
目次
第1篇 前述語的(受容的)経験(受容性の一般構造;端的な把握と解明;関係把握、および受動性のなかにある関係把握の基盤)
第2篇 述語思考と悟性対象(述語作用の一般構造と最重要なカテゴリー形式の生成;悟性対象、および述語行為に発するその起源;判断のさまざまな様態の起源)
第3篇 一般対象性の構成と一般判断の形式(経験的一般性の構成;本質洞視の方法による純粋な一般性の獲得;…一般という様相の判断)