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目次
考えとその外(独断的イメージに対する批判)
出会い、サイン、触発
内在
時間と折り込み
「なる」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
7
日本のドゥルーズ受容に対する気合いの入った訳者の批判序文付き、ドゥルーズのコンパクトな解説書。考えることとは何かと、内在の問題をめぐって難解なドゥルーズ思想を首尾一貫した形で再構成していて中級者にオススメ。いかに考えることを、すでにある真理の再認モデルではなく、ありとあらゆる記号との出会い、出来事に促された創造と肯定のための行為にするか。そうした細かい次元で物事をとらえるために、言葉遣いが難しいがどうやら本質は結構シンプルなようだ。序文で吉本隆明とドゥルーズを絡ませていたのが個人的に好印象2011/09/12
Masatoshi Iino
0
原著:François Zourabichvili, Deleuze,Une philosophie de l'événement,PUF,1994.2015/10/21
ULTRA LUCKY SEVEN
0
序文は現在のドゥルーズ読者ならばむしろ当たり前という感じ。本論は最初は退屈な感じですが、後半の「なる」の章などはどんな解説よりもしっかり整理されていて好印象。2011/10/10