フーコー―全体像と批判

フーコー―全体像と批判

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  • サイズ B6判/ページ数 280,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309241739
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0010

内容説明

批判的フーコー入門。思想の考古学者、権力=知の系譜学者、そして“現在についての歴史家”フーコーの核心。全著作を綿密に読み解くことで浮かびあがる思考の全体像。

目次

第1章 現在についての歴史家
第2章 大いなる閉じ込め、あるいは狂気の方へ
第3章 人間諸科学の考古学
第4章 世界という散文から人間の死へ
第5章 「考古学」は評価される
第6章 アイロニック・アルシーヴ
第7章 監獄社会の地図作成
第8章 フーコーの「クラトロジー」、すなわち権力論
第9章 身体の政治、心の技術―フーコーの「性の歴史」
第10章 ネオ・アナーキストの肖像

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽてと

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フーコーがどのような理由で批判されているのかが、本書を読めばわかる。ポスト構造主義に典型的に見られる曖昧な文章、恣意的かつ偏見に満ち溢れた資料の収集、将来への提言の欠如など、フーコーの欠点は挙げればキリがない。しかし、メルキオールの批判の全てが妥当かと言えば、そうではない。フーコーは反証も検証も出来ない精神医学などは批判するが、著者が検討不足と指摘する数学、化学、物理学などの客観性や実証性を否定していない。また、単にビジョンがあればいいわけではないだろう。2017/12/31

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