内容説明
批判的フーコー入門。思想の考古学者、権力=知の系譜学者、そして“現在についての歴史家”フーコーの核心。全著作を綿密に読み解くことで浮かびあがる思考の全体像。
目次
第1章 現在についての歴史家
第2章 大いなる閉じ込め、あるいは狂気の方へ
第3章 人間諸科学の考古学
第4章 世界という散文から人間の死へ
第5章 「考古学」は評価される
第6章 アイロニック・アルシーヴ
第7章 監獄社会の地図作成
第8章 フーコーの「クラトロジー」、すなわち権力論
第9章 身体の政治、心の技術―フーコーの「性の歴史」
第10章 ネオ・アナーキストの肖像