内容説明
青春の旅から賢者の旅へ。存在の透明への帰還を始めた新しいブルジョア的人類を迷宮の彼方へ解き放つ。
目次
1 旅の詩と真実(民族学者のユートピア;カリタス・インディア ほか)
2 ゲーテの耳(よみがえる夜の女王;メニューイン、人格の楽器の巨匠 ほか)
3 移動と定住(流れと淀み;言葉をもたない異質性;胃袋におさめられた無限;風―はじまりの哲学;映画と悟り;テレビをみるミナカタクマクス;ふとももの解放神学;賢者のための、旅の哲学 ほか)
4 放下(裸の神;技術のエコソフィアへ;救済する空間)