内容説明
多様性と他者理解について知るSDGs絵本。科学者のママ、ゲーム好きのパパ、音楽家のおじさん…同じ場にいても、見ているもの、その見え方はまったくちがう!?きみには、どんなふうに見えてる?
著者等紹介
ベルモント,ビクター[ベルモント,ビクター] [Bellmont,V´ictor]
イラストレーター、デザイナー。経営工学を学んだのち、視覚芸術の世界へ。ビジュアルコミュニケーションに関心を持ち、美術学校アルテディエスとミヌスクラ・イラストレーション学校で学ぶ。この絵本は2021年、スペインでもっとも歴史のある児童文学賞ラサリーリョ賞を受賞した
金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年、岡山県生まれ。翻訳家。法政大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
16
視覚異状の人の見え方の違いは、イメージが湧くのですが、この本にある、人の考え方や個性で、こんなに見え方が違うという発想にはちょっとついていけません。2024/07/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
自分なりの見方・見え方を、自分の「メガネ」をかけてみている、ひとそれぞれ。訳者の金原さんのあとがきの言葉が印象に残りました。英語のcolor-blind(色覚異常)に新しい意味がつけ加わりました。肌の色のちがいが見えない、つまり気にならないという意味が。2024/08/12
さくら@絵本記録
8
【小1】読み聞かせ。これは面白いし、考えさせられます。色覚障がいを初めて知った娘、『ママ、これは何色に見える?』と自分と母の見え方をチェックしていました。二年生になったら色覚テストがあるようで、それにも興味津々でした。2024/10/10
biba
5
それぞれの見え方ってあまり気をつけたことがなかったので、たくさん気付かされました。2025/01/04
遠い日
4
表紙から単純に色覚多様性のお話かと思っていたら、もっと深い内容で、興味深かった。人はそれぞれの性別や年齢や興味や立場といった属性によって、同じ場所、同じ時間を共有していても、みんなその見え方が異なっているらしい。同じものを見ても捉え方はひとつじゃないということ、考えてみれば当然のことなのに、そこまで思い至らなかった。ある美しいものを見て相手も自分と同じように見えていると短絡的に捉えていた自分に愕然としました。2024/06/29