出版社内容情報
ウクライナ危機、旧統一教会問題の噴出、そして円高とさまよえる欲望……。現代日本の諸問題を、近代史を掘り下ることで明晰に読み解き、日本の未来を考える。最もアクチュアルな時評集。
著者情報
1977年東京都生まれ。思想史家、政治学者、京都精華大学教員。『永続敗戦論』でいける本大賞、石橋湛山賞、角川財団学芸賞など受賞。著書に『未完のレーニン』、『国体論』、『武器としての「資本論」』など。
内容説明
アメリカ、中国、朝鮮半島と日本の力学とは?戦後日本を形づくってきた権力とは何か?限界を超えた戦後体制はどこに向かうのか?気鋭の政治学者が「いま」をわかりやすく読み解く。
目次
1 なぜ、日本は朝鮮戦争の終結を望まないのか?―韓国の大統領選が日本に与える影響2022年2月
2 「核」を欲しがる被爆国―ウクライナ危機の衝撃は続く2022年3月
3 歴史を私物化する「愛国者」―教育への危険な政治介入2022年4月
4 差別を撃ち続けた「突破者」の遺志―共同体が崩壊した日本2022年5月
5 「長期腐敗体制」を解体せよ―2012年体制で沈んでいく日本2022年6月
6 限界を迎えた戦後体制を清算すべき―明治維新77年~戦後77年で迎えた危機2022年8月
7 戦中・戦後を貫く岸信介とアジアの蜜月―統一教会問題の源流2022年9月
著者等紹介
白井聡[シライサトシ]
1977年東京都生まれ。政治学者。早稲田大学政治経済学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。博士(社会学)。専攻は政治学・社会思想。京都精華大学国際文化学部准教授。『永続敗戦論―戦後日本の核心』(太田出版)で、石橋湛山賞、角川財団学芸賞、いける本大賞を受賞
高瀬毅[タカセツヨシ]
1955年長崎県生まれ。被爆二世。ジャーナリスト、ノンフィクション作家。現在、YouTube番組の「デモクラシータイムス」で司会、キャスターなどを務める。明治大学政治経済学部を卒業後、ニッポン放送に入社。情報センター出版局編集者を経てフリージャーナリストとなる。1982年、ラジオドキュメンタリー「通り魔の恐怖」で日本民間放送連盟賞最優秀賞、放送文化基金賞奨励賞を受賞。2009年『ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」』(平凡社)で平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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belalugosi6997
S.U.
どら猫さとっち
tetu