出版社内容情報
バタイユの読解を通じて、ニヒリズム/ペシミズムとしての〈哲学史〉を再構築し、人間を廃絶した先の世界を立ち上げる究極の無神論。
内容説明
バタイユ読解を通じて、ニヒリズム/ペシミズムとしての“哲学史”を再構築し、資本主義や人間が廃絶した先の世界を立ち上げる究極の無神論。進歩主義、多文化主義、ヒューマニズム、平等主義など近代の民主主義的イデオロギーを根源から否定し、「加速主義」の始まりを高らかに宣言する、最も危険でダークな思想。
目次
「健全な哲学の死」
太陽の呪い
侵犯
復活祭
死せる神
妬みぶかい時間の激怒
牙を剥くヌーメノン(サイクサロンの情熱=受難)
流動的身体(ミラーにかんする脱線)
人類の中絶=出来損ない
迷宮
結論なき交感
著者等紹介
ランド,ニック[ランド,ニック] [Land,Nick]
1962年、イギリス生まれ。ドイツ哲学研究を経て、87年にはウォーリック大学の講師に就任。90年代中頃から「サイバネティック文化研究ユニット(Cybernetic Culture Research Unit:CCUR)」を主宰。大陸哲学に留まらず、SFやオカルティズム、クラブカルチャーなどの横断的な研究に従事する。2010年代に入ると、「暗黒啓蒙」なるプロジェクトを通じて「新反動主義」に理論的フレームを提供。のちの「思弁的実在論」や「加速主義」、「オルタナ右翼」に思想的インスピレーションを与えた
五井健太郎[ゴイケンタロウ]
1984年生まれ。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はシュルレアリスム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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