内容説明
19世紀末、エジプトで発見されたパピルス写本、『マグダラのマリアによる福音書』。そこには知られざるイエス・キリストの素顔が、そしてその愛と信を受ける最高の使徒でありながら、「娼婦」と貶められてきた「マグダラのマリア」の真実がある。
目次
1 『マリア福音書』(序説;日本語訳テクスト;福音、啓示、対話)
2 『マリア福音書』における救済者の教え(肉体とこの世;罪、裁き、律法;人の子 ほか)
3 初期キリスト教における『マリア福音書』(イエス伝承;パウロ;『ヨハネによる福音書』 ほか)
著者等紹介
キング,カレン・L.[キング,カレンL.][King,Karen L.]
ブラウン大学で学位(Ph.D.)を取得。現在、ハーヴァード大学神学部教授。古代キリスト教史、コプト語を担当。『マグダラのマリアによる福音書』研究の世界的第一人者。他に『グノーシス主義とは何であるのか』(ハーヴァード大学、2003年)で学界の高い評価を得ている。後世のマグダラのマリア娼婦説を正統派キリスト教神学の権威主義的な創作、ゆがんだ捏造として一蹴。現代女性の貶められた地位にマグダラのマリアの視点から鮮明な光を照射する
山形孝夫[ヤマガタタカオ]
1932年、仙台に生まれる。東北大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。同大学院博士課程満期退学。専攻、宗教人類学。宮城学院女子大学名誉教授。主要著書に『砂漠の修道院』(平凡社ライブラリー、日本エッセイストクラブ賞)など
新免貢[シンメンミツグ]
1953年、沖縄県に生まれる。関西学院大学大学院神学研究科修了。宮城学院女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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